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iceclimber_msc 2021-10-11 6:10
山 行 報 告 書

日程:2021年10月11日(月)前夜発
山域:万太郎谷・井戸小屋沢右俣
山行形態:個人山行 沢登り
メンバー及び役割:F(CL)、A(SL・記録)

記録:

24時過ぎに土樽駅にてビバーク。11日6時起床、7:00吾策新道登山口駐車場、7:20出発〜堰堤前入渓〜9:00井戸小屋沢出合〜10:00小障子沢出合〜12:00二俣〜右俣遡行〜13:20稜線〜下山・登山口15:00

10月の沢は寒いという印象から、今回は絶対に泳がない、滝壺に落ちないをモットーに遡行開始。でも途中でこの日は10月にしては全然寒くないことに気付く。前半は7年前の万太郎本谷遡行の復習。でも全然覚えていない。オキドキョウは左岸を巻き、井戸小屋沢出合へ。

 今回の井戸小屋沢は、大きな滝はないものの息をつく暇もなく多くの小滝が続き、しかもすべてヌメルので、小滝と言えどもそう簡単には登らせてくれない。滝場はもちろん、ゴーロもゴルジュもナメ床も川底も濡れているところは全部ヌメル。安易に足を置くと滑るので、一歩一歩に神経をすり減らす。予習していた滝場のルート取りも全然役に立たず、その場で解読するしかなかった。巻くのも優しくない、Fさんの巻き下るタイミングとルート取りが見事なのが救いとなる。草付きも悪い、ハンマーがこれほど役に立ったことはなかった。Fさんに背景に見える山並みを指さされて、はじめてそれに気付くほど沢に神経を集中していた。

 二俣からの右俣はたおやかな景観に見えたが、相変わらずヌメル小滝は連続し、足が攣りかけた。それでも後半の10mほどの2つの滝は快適に登ることができた。登攀、ヘツリ、ツッパリ、高巻き、草付きの処理など泳ぎ以外の沢メニューでお腹一杯になり掛けた頃、最後にささやかな藪漕ぎの贈り物をいただき、上越の沢に感謝、稜線からの見事な紅葉にまた感謝、そしてFさんのご指南に感謝、感謝の沢納めでした。

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執筆 : 
iceclimber_msc 2021-9-12 16:00
山行報告書

日程:2021年9月12日朝発〜日帰り
山域:丹沢/四十八瀬川支流 水沢
山行形態:遡行
メンバー:W

朝から小雨。四十八瀬本谷に以外と大きな釜を持つ滝を見る。左からトラバース。バランスを要する。立木から懸垂で落ち口に立つ。水沢は人工物の連続、沢床もかなり小さい。右俣を進むと小滝が連続しそれなりに気を引き締められた。遡行終了点はハイキング道だがかなり荒れていることに加え蛭が多い。駐車場までに計20匹は体に付いていたかと思う。被害は腕に1か所。羽虫も多く防虫ネット使用で下山。

記録:5:35自宅発、7:10県民の森駐車場着、7:35駐車場発、7:40四十八瀬川本谷出合、8:15水沢出合、9:35遡行終了点、10:20県民の森駐車場

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執筆 : 
iceclimber_msc 2021-9-4 5:20
山行報告書


日程: 2021 年9月4日夜泊5日(日)
山域:吾妻連峰/前川大滝沢
行形態:自主山行 
メンバー及び役割:CL:S 記録:K 
天候:小雨・曇

行動時間:
4日19:34峠駅集合 23:00滑川温泉手前の駐車スペースにてテント泊 
5日 5:30起床 6:50テンバ発 6:56入渓 8:10大滝滝口 11:30登山道横断地点、潜滝往復 
11:45登山道横断地点 12:07下山開始 14:20テンバ着:駐車スペース着 

概  要:
4日、峠駅構内で21時過ぎにテントを張り就寝。22時頃か、突然保線工事のためと思われる車両10数台であろうか、峠駅舎内に侵入してくる。仕方なくテントを片付け新たなテン場を探すべく滑川温泉方面に移動する。幸い、滑川温泉手前に架かる橋の先の駐車スペースにテントを張ることができた。11時過ぎだろうか就寝する。

 5日、5:30起床、7時前に曇天・霧雨の中、大滝沢へ向かう。橋の袂から沢に降り遡行開始、なんていうことのない沢を40分ほど遡上する。間もなく大滝の全容が現れる。やはり巨大だ。記録写真を撮り、巻きを開始する。難なく100メートルを登攀制覇して滝口に出る。15分ほどかかったであろうか。上からの景色の感想は、高いの一語に尽きる。このあたりから、明るい茶色のなめ岩床が目立つようになる。清流が静かに流れ、とても綺麗である。あいにくの曇天だが、陽を浴びれば一層ひきたち美しい景色だろう。この滑沢と滑沢の間に直登できる滝、巻かなければ遡上できない滝が次々と現れる。飽きのこない沢である。
わたくしが一番苦労したのが、ほどなく終了点に近い大きな釜を持つある岩場である。S氏は右岸のほぼ鉛直の岩肌をへつってクリアーする。が、わたくしは怖くて高巻きを決め込む。最初の草付は急で少し苦労したが、そのあとは順調にすすめて漸くS氏に追いつくことができた。ここで1時間ほど先に出発した8人パーティーに迫った。やはりこの滝の遡上に大分手間取ったようだ。苦労したのだろう。
 それから間もなく、東大巓へ登る登山道横断地点に到達する。先程の先に入渓した8人のパーティーが休憩をとっていた。我々はその場に荷を置き、休まず潜滝に向かう。丹沢の早戸大滝に似た形相の大きな滝であった。一見の価値があると思う。踵を返し登山道横断地点に戻る。
少し休憩を取った後下山とする。登山道と言っても最初の部分は笹に覆われた足元も不明瞭な山道であった。次第に歩きやすい登山道になり、尾根道を歩くようになるころ大滝が望める展望台に着く。ここは大滝へ下る三叉路でもある。何年か前、KADさん達と大滝のアイスクライミングに来たときのことが蘇った。大滝とその奥の1250m峰あたりから流れ落ちる細長い滝を堪能したのち下山路を踏む。ここからは明瞭な登山道で、間もなく前川を渡り駐車スペースに到着する。今日一日中、小雨と曇の天気であった。しかし、翌日、雨が多く降ったことを考えると決行して結果オーライであった。
     

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iceclimber_msc 2021-8-28 16:40
山行報告書

日程:2021年8月28日朝発〜日帰り
山域:丹沢/勘七ノ沢〜小草平沢遡行
山行形態:遡行
メンバー:W

勘七F1から順調に遡行し、F4上からは踏み跡をたどり稜線へ。枝沢から反対側へ下降するとすぐに作業道が見つかり小草平へトラバース気味に下降できた。4M滝は水流を登ってみる。半分辺りでバランスを崩し水にドボン。左足を痛めたようだが再トライで頭からずぶ濡れで登り切る。この滝を越えてすぐの枝沢から稜線へ抜けるつもりだったが二俣まで継続。左俣すぐ先の7M滝に取付くが残り2Mがうまく越えられずクライムダウン。右から小さく巻いた。その先は水平トラバースで登山道を捕まえて下山。

記録:5:30自宅発、7:10県民の森駐車場着、7:30駐車場発、10:00小草平二俣7M滝上から樹林帯へ、10:45二俣着、11:15県民の森駐車場着。

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iceclimber_msc 2021-8-1 9:50
山行報告書

日程:2021年8月1日(日)
山域:八ヶ岳 河原木場沢、治郎兵衛沢
山行形態:沢登り
メンバー及び役割:S、W、F、K、T、O、A(SL)、I(CL)、H

記録: 
 8月の訓練山行は八ヶ岳河原木場沢。メンバーは9名と久しぶりの大人数での山行となった。
桜平駐車場(中)は6時ごろの時点で、3分の2くらい埋まっていた。天気は晴れていたが、標高が高いため涼しく快適。準備を整え、メンバーが揃ったところで出発した。まずは車で走ってきた林道を下り、醤油樽の滝に続く遊歩道に入った。遊歩道は歩きやすく、問題なく醤油樽の滝まで到着した。醤油樽の滝は予想していたよりも立派で見応えがあった。

 ここで装備を付けて、第一の核心である高巻きに入る。右岸の長いはしごを登り返し、右岸の踏み後から巻きに入る。最初に現れた岩壁は左に大きく巻き込んでから高度を上げた。沢の方向に向かい、小さいルンゼから沢床に降りた。ここから続く綺麗なナメを進むと2段15mほどの滝が現れた。下段は水流沿いが登れそうであったが、まともに水流を受けそうなので、高巻くことにした。上段は水流左が登れそうであったが中盤から終盤にかけてホールドがなさそうであった。左岸から容易に巻くことができ、問題なく沢床へ。

 さらに滝を幾つか越えると水が枯れる。右岸側に大規模な崩壊地が見えた辺りから少し進み、2250m付近から左岸の斜面を登ることにした。斜度はまずまずあるが、藪もなく西天狗から南西に延びる尾根の2383m地点付近に詰め上げた。

 小休止の後、治郎兵衛沢へ向け下降を開始した。2383mピークから少しトラバースしながら枝沢に下降した。枝沢も思ったよりガレておらず、治郎兵衛沢に問題なく到着した。全体写真を撮っていると雨が降り出す。合羽を着て下降を開始する。治郎兵衛沢も問題はないが、途中30mほどの滝が現れ、左岸から巻き下りた。雷が鳴る中、下降を続け、林道に到着した。

 河原木場沢、治郎兵衛沢は予想していたより渓相もよく、滝場など見所もあり良い沢であった。また、適度に涼しく、虫がいないのは加点要素であった。
 今回の訓練の目的は足慣らし・沢装備の確認等々であったが、個人的に先輩方の読図、高巻きのルートどり、大人数での行動等で学ぶことが多く有意義な山行であった。このような状況の中、参加して頂いた皆様に感謝いたします。


1日:6:30桜平駐車場(中)集合ー6:45駐車場発ー7:00醤油樽の滝への遊歩道入口ー7:30醤油樽の滝ー8:00高巻き開始ー8:30巻き終了ー9:10 2段15m滝ー11:00西天狗南西尾根ー11:40治郎兵衛沢ー12:00 30m滝ー13:00林道ー13:15駐車場

醤油樽の滝


中盤のナメ
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