Welcome Guest 
山行記録 カレンダー
« « 2024 4月 » »
31 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 1 2 3 4
月別アーカイブ

-

カテゴリ : 
執筆 : 
hnyqzi11664 2009-12-27 1:20
日程:2009年12月27日(日)?2010年1月1日(金)
山域: 北海道 大雪山 層雲峡
山行形態: アイスクライミング
メンバー及び役割: 大浦(CL) 白川(装備) 羽生田(SL・記録) 門脇
記録:

27日 7時 羽田集合 7:40発? 旭川空港着?上川町?層雲峡温泉
28日 9:30 駐車場(国道 林道入口)?10:30 林道終点?(右俣)?12:00 ブルーウルフ滝下?12:35左斜面上 15:00下降? 16:20 駐車場
29日 9:30 駐車場?銀河の滝取り付き 10:00 下段 1P 30m ?中段 2P 40m ?11:50 中段 3P 30m?上段 4P?上段 5P 30m 下降(撤退)?15:35下段取り付き
30日 午前中 流星の滝(見物)午後 銀河の滝 1P 30m
31日 午前中 銀河の滝 1P ?旭川
01日 旭川? 帰路

27日 移動(買物)日
顔を刺すような寒さはなく予想外に暖かい、天気のよい旭川に着く。現地情報を提供してくれた大浦さんご用達の店「山工房」に寄ると思わず気に入った品々を購入してしまった。ホームセンターでは石狩川を渡渉するための長靴を調達する。上川町のあさひ食堂のラーメンが旨かった(1月までは溝ノ口KSP前にチェーン店あり)。銀泉閣にチェックイン、長靴に履き換えてレンタカーで駐車場へ向かう。石狩川を渡渉して銀河の滝の取り付きが見える斜面からの下見、宿から30分もかからない。下段で練習していたという男女2名のパーティの話では氷爆の状態はいまひとつのようである。
28日 ブルーウルフ
天気よし。足慣らしにブルーウルフを選ぶ。ワカンを付け、昨日確認しておいた国道の取り付きからニセイノシキオマップ川沿いに踏み跡のない林道を順調に進む。林道終点からさらに左岸を進み最初の右俣に入ると奥の方に、コバルト色の感じのいい氷瀑がそそり立っている。しかしここからが一仕事、膝まであるラッセルでやっと滝下に到着。近づいて見ると氷の状態はシャンデリアであまり良くない。
安全な場所を求めて手前の左斜面をさらに登り一服するが、すでに12時半。ラッセルが効いて気力がやや低下気味だ。身支度後、門脇さんの段取りで左斜面の岩下にアンカーを作成し(ハーケンを残置してしまう)、落ち口から時折降る塵雪崩の中を大浦さんが掛けたトップロープで、各自2本ほど練習した。早々に引き揚げ、外灯の燈る国道の駐車場に戻った。


29日 銀河の滝
ライマンの滝で練習するつもりであったが予報では30日の天気は下り坂、予定を変更して本命の銀河の滝を登ることにする。石狩川を渡渉し登山靴に履き替え、身支度をする。取り付き地点までひと登りし、ハーケンで支点を取る。下段1Pは左の岩壁沿いを大浦リードで登る(他にハーケンを持ってきておらず若干不安が)。残置支点を使い、白川フィックス、羽生田、門脇の順に初めは氷だが後半は緩い雪面を登る。2P目も大浦リード、ルートは右から回りこむようにして氷面を登る。残置は見当たらず、スクリューを支点にして白川の後、羽生田ややずらして門脇のダブルで登る。中段3P目は羽生田リード、20mほど登ったところの残置を使い、白川、続いて大浦・門脇のダブルで氷面を登る。上段4P目も羽生田リード、岩壁沿いに氷面を15m登り、残置を一回見送ってさらに10m上の残置まで雪面を登る。白川、門脇、大浦の順に登るが足場が狭く、5P目のリードは大浦に交代する。岩壁からやや離れたところの氷面を30mほど登ったところで行き詰る。シャンデリア状で悪い。ビレイ地点から様子を見守るが、氷の色は白く、取り付いている所から滝中央に寄ったあたりからは水が流れ出ている。いろいろ挑戦しているがこれまで。門脇さんの声がかかり、落ち口まで残すところ5?6mだろうか、断念。懸垂で登ってきたルートを下降する。途中、2P目に残置が埋もれていないか岩壁に沿って掘り起こしながら下るが見当たらず、仮固定してアンカーのスクリューをねじ込む。3人が懸垂した後、下の残置で確保してもらい、スクリューを回収してクライムダウンする。宿に戻り、買出しをして反省会へ。



30日 流星の滝見物、銀河の滝1P
予報では天気は下り坂、取り付きまでの時間が短そうな流星の滝を選ぶ。中央部は凍っていないが対岸から見ると1Pあたりが青く、登れそうに思える。
昨日と同じ所を渡渉し、銀河の滝の出合いを渡り、靴底の下を流れる音に緊張しながら出合いを奥へと進む。氷瀑の左岸が登れそうに見える。滝下が見え始めると今度は右岸が登れそうに見える。しかし滝下までくると左岸はシャンデリア、右岸1段目の氷面は雪崩た後のもの、2段目の雪面には強い皺がよっている。右岸の高台に上がり滝見物に変更、残念だがしかたない。
隠れている足元のクレバスに注意しながら足跡伝いに左岸へ渡り、出合いへ急ぐ。天気はまだ崩れていない。銀河の滝への分岐点まで戻るとどうしても1本登りたくなり、3人はガイド本にある下段中央左カンテ1P 30m へ向かう。下段中央にはガイド山行の男女2名が取り付いている。羽生田リード、白川、大浦の順に登り、岩壁に沿う昨日のルートを懸垂下降した。門脇さんはタバコを吸いに石狩川を渉り、登る様子を対岸から見学していたとのこと。雪の降る夜はしっかりと反省した。予報では明日の天気は悪い。



31日 登り納め
起きてみると天気は悪くない。午前中の予報は曇りから晴れに変わっていた。これなら1本いける。日課となった石狩川の渡渉、昨日の反省をふまえて再び銀河の滝1Pに向かう。緩い斜面はすっかり雪に覆われている。大浦リード、白川、羽生田、門脇の順に登り納めた。今日は男2名のパーティが下段中央に取り付いていたが、駐車場に戻るころにはもう3Pあたりを登っていた。
旭川に戻り山工房に寄った後、予約のホテルに向かう。お目当てのジンギスカンの店は携帯が繋がらない。歩いてみると大晦日でシャッター街になっている。開店前に飛び込んだ店だったが他の肉も味わえ、当たりの店でよかった。

01日 帰路
天気は雪。時間潰しに北海道護国神社へ初詣してから空港へ向った。搭乗便になる機体がまだ羽田を離陸していないとかで1時間ほど遅れた。待ち時間、北海道限定の缶ビールを今一度味わい、帰路に着いた。お疲れさまでした。

メインディッシュの銀河の滝、最上部の氷の状態が悪く完登はできなかったが達成感は十分に得られた。
個人的には今年2月の湯川デビューからするとかなり経験値が上がったように思う(やるべきことはまだまだあるが)。みなさん、ありがとうございました。

トラックバック

トラックバックpingアドレス http://www.msc-jp.net/modules/d3blog/tb.php/1197
Copyright 2001-2014 msc-jp. All rights reserved.