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msc_kiroku2 2005-10-26 2:47
メンバー 両角CL 寺本SL 古屋(記録) 先週に引き続き岩トレ。メンバーも同じ。2004年5月の寺本さんの記録によると「恐ろしい岩場」。期待と不安を抱き慣れない満員電車に揺られ八王子南口に8時集合。両角さんのジムニーで現地に向かった。天候は曇りで夕方から雨の予報である。なんとかもってほしいものだと考える。道路が若干混んでいたためか、駐車場には9時30分頃到着。 バットレスキャンプ場方面の登山道を歩き、途中から沢沿いへの道を下る。天気のせいもあるが、なんだか暗い感じのところだなと考えていた所、突然目の前に威圧感のある岩場が姿を現した。準備をしているパーティーが一組、岩に取り付いているパーティーが一組確認できた。 10時20分。まずは右ルート(通称、一般ルート)からということで、岩場基部右端で準備をする。 両角さんがに今回初めて試すというシステムの説明を受けてから取り付く。ザイルは9.8?のシングル2本。1ピッチ目は天狗の肩まで両角さんがリード、セカンドの古屋がシングル2本をハーネスに結び(ダブルロープの状態)1本でビレイ。両角さんは順調な登りで1ピッチ目を切るが、ここは天狗の肩の手前の立ち木だった。続いて古屋が登り、両角さんがビレイ。古屋に結ばれているもう1本のロープは寺本さんが下でさばいている。実際、取り付いてみると、鋭角な岩が多く過去にロープの切断事故が起きていることがうなづける。 立ち木に到着し、最後の寺本さんを両角さんがそのままビレイ、続いて寺本さんがトップで天狗の肩まで登る。セカンド古屋でビレイは寺本、到着後古屋ビレイで最後に両角さんが登る。というように書いてる自分でもわからなくなるのだから、読む人はもっとわからないかもしれないが、要はシングルの状態で交互に登っているという事で、3人パーティでセカンドの人がロープを2本結ぶということだと思います。(スイマセン説明が下手で) 天狗の肩のテラスで小休止後再スタート。ここから終了点までは緊張感のある岩場が続く。 寺本さんリード、テラスから上はホールドも細かく傾斜がきつくなりかなり厳しそう。 しかしそこは寺本さん。安定した登りでピッチを切る。セカンド古屋、支点通過の際のザイルの掛け替えに苦労し、何箇所かチョンボする。続いて両角さん。ビレイは古屋、寺本さんに半マストを薦められ、初めてやって見るがこれが以外と調子がいい。ザイルの振り分けも楽チン。ザイル同士が擦れるのがやや不安だが、臨機応変に使っていこうと思った。 次はいよいよ核心の右の滑り台。満を持して古屋がリードさせてもらった。「ダメだったら無理しなくていいから」という言葉に不安になる。ここからは通常のダブルザイルでビレイも2人にしてもらった。ロープの流れに注意しながら、長めのランニングをとっていく。左からまわりこみハングにつきあたり、右の滑り台を見ると本当にツルツルだ。ここから先はどうやって登るの? とりあえずコーナーから右手を伸ばし残置ハーケンににヌンチャクをかけようとしたが穴に入らない。左手側のコーナ上部にも残置があるが、やや遠い。さらに悪いことにロープがクロスしていることに気付く。先週の反省が生かせていない。 このまま行ってしまおうかと思ったが、ここは仕切り直しと思い恐る恐る1m位クライムダウンし、掛け直す。この仕切り直しが良かったのか少し落ち着き、さっきまでよくわからなかった細かいホールド、スタンスが見えて来た。コーナーからやや右上ぎみに進み細かい所を拾う。途中シビアな立ちこみにA0しそうになるが、なんとか乗り切った。足はガクガク震え、噴き出す冷や汗をぬぐいながら最後は立ち木の左側を抜けた。ホッと一息ついて、懸垂下降点にてビレイ。寺本さん、両角さんと続く。全員終了したところで小休止。今考えてもどうやって登ってきたのかあまりはっきりと覚えていない。寺本さんの言うとおり「怖い岩場」というのが納得できた。 懸垂は2ピッチ、マッシャーでのバックアップの取り方を教わる。途中空中ブランコ状態になったときはザイルの擦れているのがわかり、いけない、いけない、懸垂もこういう岩場ではいつもより慎重にならないといつ切断がおこるかわからない。 時間は13時30分、第2スラブを1ピッチくらいやるつもりだったが、天候も下り気味のため本日はここで終了。身支度を整え、バットレスの全容をしばらく眺め岩場を後にした。帰路途上15時頃より雨模様となった。 両角邸にてロープの掛け替えをしばし練習し、八王子駅前にて反省会。 とっても怖かったが心の中では「次は第2スラブ!」
越沢バットレス 正面上部が第2スラブ

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