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msc_kiroku2 2005-6-16 21:32
メンバー 古屋(単独) 今年の岳連冬山講習で登頂できなかった谷川岳に行ってきました。 当初は職場の友人と行くことになっていたが直前でキャンセルされてしまい、一人での山行となった。まあ天気予報も雨だし多分こうなることは予想していたのでいわゆる想定内だ。 6月16日(木) 16:00 小田原発高崎行 湘南新宿ラインに飛び乗り土合着 20:44約5時間、電車に揺られるのはつらい。もちろんホームに降りたのは一人。 初めて昇るもぐら階段を記念撮影。自分の足音だけが響く。駅舎内も誰もおらず待合室を一人占めできたのはいいがアルコールを買い忘れたことに気付く。 コーヒーを沸かしパンをかじってそそくさと就寝した。
6月17日(金) 4:00起床 天候 霧雨 早朝から蒸すような天気でモワッとする。途中で本降りになられてもと雨具を着て4:30出発。歩き始めて駅周辺の冬の景色との違いにびっくり。2月の赤沢山山行で清野さんの車が上がれなくなった場所はこの辺りだなと思いつつ土合橋通過。ほどなくロープウェイ乗り場で、ここらで雨はあがった。登山者カードをポストに入れ登山指導センター前を通ると指導員がおり、登山道の状態を確認。 5:00 西黒尾根取り付き 取り付くなりの樹林帯の急登! 雨でぬれた道は登りづらく岩も滑る。先日の甲斐駒の黒戸尾根よりキツく感じる。鉄塔下で雨具を脱いだ。ここから約1時間半後樹林帯を抜けると、左手には天神平のロープウェイ駅と天神尾根が見え、前方にはラクダのコブラクダのコブ付近は鎖が張られていたが、岩が滑るため慎重に登った。ラクダの背付近で右手側にマチガ沢の雪渓が確認できたが上部は雲に覆われていた。 7:10 厳剛新道との合流点ガレ沢の頭。天神尾根を見ると雪渓と緑のコントラストが素晴らしい右手側シンセン岩峰、東尾根はまったく見えず。
 ここからの登りは赤や黄色いペンキで印が付けられた岩場を登っていく。視界は除じょに悪くなり両谷側ともまったく見えなくなっていった。岩場を登りきると氷河の爪痕と呼ばれる一枚岩が表れるらしいが、それすらもよくわからず登ってしまった。ザンゲ岩を過ぎ(これは標識があった)頂上直下の雪田をルートを見失わないように、アイゼンまで装着し慎重に登ったが50メートル位で指導評のある大きなケルンが見えた。ほどなくトマの耳到着8:40  視界はないがせっかくだからオキの耳まで足を伸ばすと高山植物が綺麗だった。  写真だけ撮りさっさと山頂を後にし、肩の小屋で小休止。  小屋の主人としばらく話し9:00下山開始。雪田を滑るようにおり100メートル位下ると夏道になった。さらに標高1700メートル付近になる突如視界が開け山の表情が一変、すっかり夏山の雰囲気となる。  雪山講習の時には完全に埋もれていた熊穴沢避難小屋もすっかり姿を現していた。ここらまで来ると先ほどまでの景色が嘘のようですれ違うハイカーもいかにも軽装だ。ロープウェイを使い下山しようか考えたが、らしくないのでズブズブの田尻尾根を下降したがすぐに後悔した。11:30ロープウェイ乗り場の手前に出る。2月に行った赤沢山の帰りに寄った蕎麦屋で、どでかいかきあげドンブリを食べようと湯檜曽まで徒歩をこころみるが、途中で断念、バスに乗り水上駅に向かった。電車の時間まで間かあったので駅前でうどんを食ったが値段のわりには、たいしたことがなかった。

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msc_kiroku2 2005-5-27 21:17
メンバー 古屋(CL・記録) 野口  残雪の残る甲斐駒ケ岳に行ってきました。以前からその雄大な山容に登ってみたいと思い、昇るなら標高差2200メートルの黒戸尾根と考えていました。さすがに登りがいのあるコースでしたが、まだシーズン前ということで静かでゆったりとした山旅ができました。 5/27 21:30野口さんと小田急線新松田駅待ち合わせ。休憩、買い物を済ませ00:30 尾白川渓谷駐車場到着。 車中仮眠 5/28 5:00起床 天候は薄曇り 食事、着替えを済ませ6:00出発 今日は7丈小屋泊予定、あせらずのんびり歩き始めた。5分ほど歩くと竹字駒ケ岳神社、安全登山を祈願しつつ(心の中で)尾白川にかかる橋を渡ると登山道。ここから横手口白州口分岐までは鬱蒼とした樹林帯の登山道をジグザグに行く。このあたりの登山道は落ち葉が堆積していてそれがクッションになり歩きやすい。標高をかせぐにつれ右手側に谷を挟み花崗岩が目立つ日向山の頂上が見え隠れする。8:20一体が笹原の分岐着 すでに2時間半歩いているがまだまだ先は長い。ここからが本番、八丁登りといわれる急登が始まる。  天気は時折日は差すが大体曇りで風も冷たく感じるようになってきた。途中何度か休憩するが汗で濡れた体がすぐに冷え寒くなる。  樹林が広葉樹から針葉樹へと変わり、高山らしくなって前方に岩場が見えてきた。刃渡りである。ここは両脇がスパッとキレ落ちているが鎖がついているのでそれほど危険だとは感じなかったが油断大敵、慎重に通過する。付近に咲いていたミツバツツジがとてもきれいだった。
 刃渡りを過ぎると再び樹林に入り、梯子とクサリ場が現れ、右手側は谷底まで落ちているのでここも慎重に。10:20刀利天狗前で休憩10:30 五合目を目指し歩き始める と初めての下山者とすれ違う。話を聞くと七合目から上は残雪が多く早朝はアイゼンが必要かもしれないとのこと。黒戸山を巻くこの付近の道は比較的傾斜もなくほどなく廃屋化した五合目小屋着。ゆっくり昼食をとり12:00出発、五合目鞍部へ一旦下る。天候は相変わらず曇、本来ならこの辺りで姿を現す甲斐駒の山容は伺えない。  ここから七合目までは鎖や梯子の連続で中でも屏風岩の見上げるほどの梯子は緊張した。梯子はかなりの数が新しいものに架け替えられているが、一歩まちがえれば谷底まで落ちてしまうような箇所がいくつかある。一時間ほど歩くと突然目の前に七丈小屋が現れた。  丁度13:00 山頂を目指すことも十分可能であったが、予定どおり今日はここまで。外でペンキ塗りをしている小屋の主人に本日の泊まりをつげ小屋に入る。コーヒーをごちそうになりゆったりとした時間を過ごす。荷物を整理しビールを注文しようとすると主人が「後でちょっと手伝ってくれたらビール呑み放題にするから待ってて」と。しばらくして登ってきた3人とFRP製のトイレ用タンクを数メートル移動しただけで仕事はおしまい。  なんとラッキーなことか!缶ビール5本をごちそうになる(エビス黒ビール一本600円也) 気持ちよく昼寝して、夕食、寝付けに持参したワインを空け7:30就寝 ZZZZZZ 5/29 4:00起床予定だったが3:30に目覚める、外はまだ暗いが外に出て天気を伺う。山腹にヘッ電がチラホラ、テント泊の人がもう登り始めているようだ。なんとなくあせり、野口さんを起こし朝食準備、いらないものをデポし4:45出発した。天候は相変わらず曇だが、時折霧が晴れる。テント場を横目に進むと直ぐに斜面一杯の雪で、早朝のためかなり凍っている。ふみ跡をたどり、時折キックステップを交えながら進む。アイゼンの使用も考え始めた頃、森林限界を越えハイマツが現れ雪も少なくなり、ほどなく鳥居のある八合目御来迎場に到着。(5:35)石でできた鳥居は倒れていた。この辺りは霧が晴れており、ここで初めて甲斐駒が姿を現わし、左手には鳳凰三山、地蔵岳のオベリスクがはっきり見え、早川尾根越しに北岳の姿も確認できた。右手側はいまだ霧に覆われているが、本来なら鋸岳が見えるのだろうか。  ここから山頂までにいやらしいトラバース箇所が2つあり滑ったら完全にヤバい場所であった。鎖の連続する急登を足早に進むと左手に深い谷を挟んで甲斐駒の形を特徴付けている摩利支天が近づいてくる。先程より霧が濃くなってきており、山頂の視界が心配だったが、6:50山頂到着、北岳方面はガスってしまったが仙丈岳のカールははっきり見えた。カールにはまだ雪がたっぷり残っていた。交互に記念撮影し小休止。7:30他に誰もいない山頂を後にし、小屋に向う。雪は朝方よりだいぶ溶け始めており歩きやすくなっていたが途中何度かコケた。テント場に5張りあったテントは1張り。途中すれちがったパーティーは一組。他は下山してしまったんだろうか?8:40小屋着。一息入れ、荷物を回収し9:30下山開始。長い下山が心配されたがなかなかのハイペースで13時を少し回った頃駐車場に着いた。帰りは韮崎インター手前の店でラーメンを食べるが(もちろん運転のためアルコール抜きです)唐辛子を入れすぎ別の食べ物になり大汗をかきながら食べるが、これが今回一番辛かった。久しぶりの普通の山行で身も心もリフレッシュ!岩場あり、雪あり、ハシゴあり、そして歩くという基本的な部分を再確認できた充実した内容の山行であった(と思う)。
追記 デジカメが不調で数枚しか写真とれず。
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