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山行記録 カレンダー
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skip 2009-12-12 0:00
メンバー及び役割:古屋(CL)、羽生田(SL)、大浦(装備)、片倉(食当)、新屋(食当)、白川、戸田(記録)

記録:
12/11(金) 大浦車(20:30 新松田駅)、戸田車(21:30 八王子駅)  小淵沢駅 泊
12/12(土) 6:00前 小淵沢駅発?7:00舟山十字路発?8:30 1940m付近にてテント設営9:00発?10:30クリスマスルンゼ着 (クライミング) 16:00終了?17:30テン場  20:00就寝
12/13(日) 5:00 起床 7:10テン場発?7:45武藤返しの滝(クライミング)?11:00クリスマスルンゼ (クライミング) 12:30過ぎ終了?テント撤収 14:15?15:00舟山十字路  鹿の湯にて入浴後解散

11日夜は雨の降る八王子での集合となった。途中双葉SAで休憩し大浦車に連絡するとあちらはちょうど小淵沢駅に到着したところだった。遅れて24:00前に小淵沢着。バイルやスクリュー等の装備を確認しながらの歓談中、小淵沢止まりの電車が到着。その後も夜行列車が時間調整などで停車していたようだ。駅舎の照明は点いたままなのでシュラフをすっぽり被って眠る。
12日朝、舟山十字路にはすでに数台の車が止まっていた。部分的に凍ってはいるが林道に雪はなかった。登山道に入り登るにつれふくらはぎ位のラッセルになる。古屋さんが先頭で皆が後に続く。今回も重荷に苦しむが何とか沢の流れがあり水の取れる左岸のテン場に到着。雪を踏み均しテント設営。その間に2人パーティーが通り過ぎる。いらない装備をテントに残しクリスマスルンゼ目指して出発。彼らは広河原沢本谷に入ったようでそこまではトレースが付いていた。その先雪の量も増えラッセルも膝下位になる。途中先頭を代わりラッセルしてみるが踏み後を外してしまうと膝上まで潜ってしまい大変だった。途中古屋さんが武藤返しの滝を偵察にいく。なんとか凍っているのでクリスマスルンゼも大丈夫だろうとのこと。
クリスマスルンゼに着くと下段のナメには30?40cm雪が積もっている。上段は中央部分が登れそうとの判断で古屋・羽生田コンビが左斜面から取り付きトップロープをセットするが、それがなかなかのバリエーションルートだったようで2人だけで楽しんでいた。無事ロープがセットされ各自スクリューをセットする練習をまじえながら登るのと平行して、羽生田・新屋・白川トリオが下段の雪を撤去して練習に最適なアイスゲレンデを開設した。
今回新屋さんと私がアイスデビュー。バイルの握り方から振り方、アイゼンの蹴り込み方を教えてもらいながら登ってみる。中央部の少し窪んだところに沿って登っていくと真ん中あたりで狭まってしまい行き詰まる。下からアドバイスをもらい何とか這い上がるが、うまく決まるほどそのバイルを抜くのに苦労し、上を見上げてバイルを振り回しているうちに足元が不安定になるわで、もう何がなんだか分からないうちに最初の1本が終わってしまった。う?ん、よく解らない。解らないまま上段を登る気にもなれず、もっぱら下段で練習に励む。下段はロープを使わずに登るのでそれなりの緊張感はあるが少し傾斜があるので登りやすい。自分なりにアドバイスされたことを復習しながら登ってみるが、刺したバイルの下方向に体重をかけたままうまく体を持ち上げられない。どうしてもグリップが緩んでしまいバイルの中央部を握りなおしてしまう。それでも傾斜のあるところでは何とか我慢して登れるようになるが立ったところでは難しそう。沢山の課題をのこしたまま1日目のクライミングが終了した。
薄暗くなりかけた頃テン場にもどる。今回は6?7人用テントに7人なので必要なものだけをテントに持ち込む。使わないものはツエルトを張ってそこに入れた。夜は新屋食当の鍋を囲みながら皆で乾杯。私も一口ビールを頂く。美味しかった。気をよくして持って行った梅酒をちびちびやっていたら急に起きているのが辛くなり一人横になってしまった。もう少しお酒に強かったら皆ともっと楽しく飲めるのに、今に始まったことではないので諦めるしかない。明日の予定を確認し、テント内を片付け、きっちりマットを7枚並べて眠りにつく。
13日は武藤返しの滝に入り古屋さんリードでトップロープをセットし、皆が1回ずつ登ってからクリスマスルンゼに移動する段取りだ。皆が登っているのを眺めていても「登りたい」という気持ちが沸いてこない。途中先発隊がクリスマスルンゼに向かい先にロープをセットしてくれることになった。1回だけなので取り付いてみることにする。登りながらもどうすればよいのか解らず、気持ちに迷いがあるので上手く登れない。とうとう2本のバイルにぶら下がってしまう。足を蹴り込もうとするが上手く決まらず、腕力も耐えられなくなり下ろしてもらう。登れないまま終わると後に引きずりそうなので、最後に右寄りの簡単そうなルートを登らせてもらう。ここは何とか登れたがすっきりしない。クリスマスルンゼに移り下段で納得いくまで練習する。バイルを握った位置をずらさない。バイルが決まったら下方向に引きつけながら足を2?3歩上に上げる。ここと決めた足場を信用して位置をずらさない。また斜面に正対してトラバースする時のバイルを打つ方向、足の位置などを教えてもらい練習した。もう上段は登らなくてもいいかなと思っていたところ、登り終えた新屋さんの「いい眺めだよ」の一言でやっと登る気になった。古屋さんのビレイで出だしは順調に登りだすが前日と同じところで行き詰まる。両腕を引きつけながら足を思い切って高い位置まで上げてみたところその足場に立ち込めず、身動きがとれずにいたら下から古屋さんが「右足を下に下ろして、その状態で左手を動かせたら上に上げて」と的確に指示を出してくれた。それなら出来るぞと体勢を立て直し、そこからは右手・左手・右足・左足と型通りの動きを意識しないで登ったら「あぁ、これでいいのかな」と少しだけわかった気がした。上まで登って振り返ると北アルプスが白く横たわっていた。天気も良く気持ちがいい。登ってよかった。アイスクライミングの楽しさを少しだけ味わえた。
すでに片倉さんはテントに戻ったようで、新屋さんも写真を撮りながら先に戻ると言う。私も膝の痛みが心配なので先にゆっくり戻ることにする。天気が良くテン場まで静かな雪の八ヶ岳を独り占めした気分で歩けた。テントを撤収し荷作りしていると後の4人がロープを回収し戻ってきた。お湯を沸かし皆でコーヒーを飲んでからテン場を後にした。
新しいことにチャレンジするには勇気と決断、それに根気がいる。興味はあってもキツイしもういっかな、と諦めの気持ちが沸いてくる。そこを何とか気持ちを奮い立たせて行動する。仲間の励ましやアドバイスのお陰でまた一つ勇気をもらった。アイスクライミングが今後自分の中でどのような位置づけになるかわからないが初めの一歩を踏み出せた。参加の皆様、ありがとうございました。

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執筆 : 
 2009-12-4 1:10
日程:2009年12月4日(金)発?5日(土)
山域:裏同心ルンゼ
山行形態:アイスクライミング
メンバー及び役割:古屋(CL/記録)、木村


4日 8:30 赤岳山荘駐車場発 10:30赤岳鉱泉着 テント設営後、裏同心ルンゼにてアイスクライミング
5日 裏同心ルンゼ?大同心基部?大同心稜下降?赤岳鉱泉16:00赤岳山荘駐車場
 
 今シーズンの初アイス、二日にわたり裏同心ルンゼにてアイスクライミング。氷結状態はこの時期としてはそれほど悪くはないのかもしれないがどの滝も三分の一位は雪に埋もれている感じ。
それでもシーズン最初にしてはまずまずのアイスが楽しめたと思う。
初日はF5から下降、二日目は大同心に抜け、南稜の偵察をしてから大同心稜を下降した。
 金曜、土曜での山行だったので人も少なくなかなか快適であった。
 なお、古屋はヘルメットを忘れ赤岳鉱泉でレンタルするが一日1000円で二日で2000円を支払うが、これはボッタクリでしょと思っていたところ返しに行くと、「すいません、一日500円でした」
との事。得した気持ちと騙された気持ちで複雑だが、小屋番さんしっかり頼むよ。
 まあそもそもヘルメットを忘れるこちらが悪いのだが・・・・・・


良い天気、大同心と小同心。


F5、全体的に氷はまだやわらかいです。


大同心に向ってルンゼをつめる



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執筆 : 
climbing-nao 2009-2-13 1:00
日程:2009年2月13日(金)
山域:尾白川下流域 ベータルンゼ
山行形態:アイスクライミング
メンバー及び役割:両角、古屋(CL)、木村

 暖かすぎて氷の状態が心配でしたが、まずまずの状態でアイスクライミングを楽しんできました。アイス初リードでザイル25メートル伸ばすのは、かなり緊張でした。



 7:30 八王子駅で木村さんを拾い、両角邸へ。八王子IC?韮崎IC?尾白川林道ゲート。天候は曇り。夕方から関東地方は大荒れの模様で気温も非常に高い。
9:00過ぎ、林道を歩きはじめるとすぐに汗が噴出す。30分強であずま屋のある日向山登山口。
その脇にガンガノ沢FIの錦滝。ここのところの気温の高さからか氷はだいぶ溶けた状態。
F2にいたっては落ち口から三分の二は水が流れている。すぐに隣の平田ルンゼに向かう。
貧相な出会いで身支度を整え入渓。沢床に氷が出始めたところでアイゼンを着ける。
 貧弱な氷の小滝をいくつか越えていくと、やがて60メートルのナメ滝、こちらもだいぶ溶けていて氷の下の流れが確認できる部分もあったがまずまずの状態。ここまでノーザイルだったが練習のため最上部だけリードの練習。木村さんが快適にザイルを伸ばす。


     両角さんもブランクを感じさせないクライミング

 この上で沢は二つに分かれるが「松竹梅の滝」を目指し右俣へ。途中氷の中途半端な3m位の滝がちょいと微妙で超えるのに少々苦労する。時折、強風とともに雨が落ちてくるが本降りにはなってこない。14時過ぎに、40メートル松竹梅の滝に到着する。沢を懸垂で下降しなければならないのであまり時間は無いがとりあえず中段までということで木村さんリードで滝の右側下部から取り付く。15メートル伸ばし中段で支点をセットし、ロアーダウン。ロープを一旦抜いて、続いて古屋リード、両角さんがフォロー。これも練習のうちとスクリューを回収しながらクライムダウンしようとしたが、どうせなら上まで抜けましょうということで残り25メートルを古屋リード。まともなリードは初めてだったのでライン取り、スクリューのセットにも手間取り傾斜はそれほど強くないが時間がかかってしまった。落ち口付近はバイルを打ち込むとそのまま氷が塊で剥がれ落ちそうなくらいでかなり緊張。滝上は潅木の数箇所に残置スリングがあり支点豊富。中間で両角さん、ラスト木村さんで全員完登したが時刻はすでに17:00近い。


     一番余裕だったのは木村さん?

 下降は懸垂を6本位。途中ロープの回収で引けなくなり数メートル登り返したり、ヘッ電の世話になりで林道に戻ったのは19:00を過ぎていた。更に車まで30分。雨も本格的にふりはじめたが気温は相変わらず高いようで暖かい。両角さん曰く「この辺の氷は今日で最後」。
 まったく寒くないアイスクライミングと初リードの達成感、更に暗闇の懸垂等、日帰りであったがなかなか盛り沢山で、心地よい疲労感にも包まれた充実のアイスクライミングであった。
 八王子で食事をして解散。古屋が自宅に着いたのは午前0時30分をまわっていた。

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執筆 : 
 2009-2-11 1:00
日程:2009年2月11日(水)
山域:御坂 大幡川 八十八大師沢
山行形態:アイスクライミング
メンバー及び役割:木村(記録)、Y(会員外、CL)、H(会員外)

記録:
 8時30分、登山口から登りはじめる。天気は曇りだが思ったよりも暖かい。10分くらい歩くと左側に沢が現われる。登山道には雪はなく沢もまったく氷っていないが、この辺りで入渓する。暫くはフラットソールでの沢歩き。薄く表面に氷が張っている場所もあるが、とてもアイスという雰囲気ではない。これは冬の沢登りだねとアイスから頭を切り替えて遡行を続ける。10時頃、突然氷の滝が出現!おぉーと興奮する。我慢して登った甲斐があった。傾斜もきつくなく初心者に手頃な感じの滝である。



まずはHさんがリードに挑戦。一段目、二段目は問題なくクリア、三段目にさしかかると50mロープがギリギリ足りるかどうかだったが、なんとか滝を抜けて支点をつくれたようだ。木村がセカンドで上がる、三段目の滝は下からは良く見えなかったが、かなり立っていてしょっぱい感じ。セカンドでもかなりドキドキした。さすがHさんである。続いてYさんが登ってきて3人で一息つく。今回は中山さんより譲り受けたアイス用のアイゼンを使用、縦走用と比べるととってもラクに氷にツメがささる。アイスは道具次第ということを実感。



 さらに進むとこれまた適当な小滝が出現、木村リードで挑戦。一段目の上部2mほどの立っている氷を登ろうとするが、壁の途中でアイススクリューを打つのはとても大変。少しクライムダウンして安定した場所でスクリューを打ち直しなんとか壁を乗り越えた。二段目の滝は問題なく通過し、上部の氷にスクリューを2本打ち込み支点をセットした。傾斜の緩い小滝でもリードとなると緊張の連続、なにからなにまで初めてやる事なのでなんて楽しいんでしょう。
 もう少し先に6?7mの階段状の滝が出現、これはYさんリードで取付く。今日は半年振りくらいの山行らしいが、3人の中では一番アイスの経験があるので余裕な感じで登っていく。



 滝の上部で休憩し遡行図を見るが自分達がどこにいるか全く分からない。水流も消えこの先はガレた沢をたどるようなのでアイゼンをはずす事にする。枯沢を30分ほど登り右側の尾根に抜けると登山道に出た。四十八滝沢を詰めるとアンテナ塔に行き着くはずだがどうも見当たらない。倒木に巨大なサルノコシカケが生えていたのでいろんなポーズで記念撮影する。下山し始めると雪が降ってきた。30分ほどで入渓点に戻った。そこで気がついた、自分達が登ったのは四十八滝沢でなく隣の八十八大師沢だったことに・・・。25m大滝も出てこないしどうも変だと思ったんだよな?。まあ初心者には調度良いアイスクライミングだったので良しとしよう。今度来る時は四十八滝沢を遡行するぞ。

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執筆 : 
 2009-2-2 0:20
日程:2009年2月2日(月)
山域:佐久・湯川
山行形態:アイスクライミング
メンバー及び役割:古屋、羽生田(会員外)

記録:
 総会後の夜発で佐久湯川へアイスクライミング、ビバークは野辺山駅。早朝、湯川のアイスエリアへ移動。車から数分で氷に取り付ける手軽さが良い。氷結状態は初めて来る場所なのでよくわからないが、白髭エリアはトップロープ可能と判断、右岸側のルンゼから周り込み、潅木を支点にして、トップロープを設定。
 天気は快晴でエリアの左岸側は日当たりが良く時折凍りが崩れ落ちてくるが、右岸側
は一日中楽しむことが出来た。平日で他に人はいないので少しずつロープをかけかえながら互いに練習。最後に傾斜の緩いところでリードの練習をするが、スクリューのセットをいかに素早くこなすかがポイントでなかなか難しい。傾斜がキツい場合はやはりセルフをとってからのセットが安心だと感じた。15:30頃まで楽しみ長坂の温泉で汗を流し帰路についた。
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