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日程:2009年10月29日(木)夜発?30日(金)
山域:谷川岳・一ノ倉沢・衝立岩中央稜
山行形態:岩のぼり
メンバー及び役割:木村(記録)、H(会員外)
記録:
今年2回目の中央稜へのチャレンジは、いつものパートナー平日組のHと。通行止めになるとかで車を登山指導センターの少し上に駐車し、6時に歩き始める。7時には一ノ倉沢出会いに到着、ちょうど朝日に衝立岩が照らされて快適な登攀ができそう。沢を詰めていくと途中でカメラマンのおじさん達につかまり、女子二人が珍しいのか私達をモデルにしばし撮影会?となる。8時半に中央稜取付きに到着し準備する。思ったよりも暖かく霜の心配はまったくなし、テールリッジでは大汗をかいてしまった。今日は完全な貸切り状態、一ノ倉沢に入っているのはもう1パーティーのみで彼らは本谷を詰めるようだ。9時登攀開始。1ピッチ目は木村リード、以前来た時と同じようにピッチをきる。2ピッチ目Hリード、ルンゼに入りロープ25m程登ったら右にトラバースするのだが50mいっぱいロープが出たので直上したようだ。登れる人はどんどんいっちゃうのね。後続で行くと確かにどこで右に出るのか良く分からない、が、ルートをもっと選んで行きたいものだ。上部はやや難しく一度ずり落ちてしまうがHがちゃんと止めてくれた。3ピッチ目木村リード、右のフェイスに出てピン沿いに上っていく。上部は逆層でドキドキしながら登り、チムニー手前でピッチを切る。4ピッチ目Hリード、核心部のチムニー。最初はすっぽりチムニーに体が入ってしまうが上部でうまく体をふってリッジに出た。5・6ピッチはロープをどんどん伸ばし、7ピッチ目最後は支点から右のルンゼに入るのだったがルートを間違え岩場を直上してしまう。何か変だなと思ったが稜線に達しない変な所で懸垂の支点らしきものがあり、ロープもいっぱいになってしまったので13時ここで終了とする。右前方に本来の終了点が見える、ちょっと情けなし。足場の悪い場所で懸垂のセットをして下降し、少し下の平な場所で休憩する。今日のHの行動食はチョコレート、ザックからひっぱり出すとなんということでしょう!ドロドロに溶けて液体状態に。私の持っていたパンと合体し優雅にチョコフォンデュでお腹を満たしたのであった。チョコも溶けるような陽気だったので本当に私達はついてます。14時頃から下降開始、北稜下降案もあったがルートに不慣れな者同士なので同ルート下降とする。ダブル50mで懸垂を開始するもルートが屈曲しており何回かロープが引っ掛かり登り返したりして大変だった。こういう場合はシングルでこまめに切ったほうが下降しやすいようだ。なんとか明るいうちに取付きまで下降した。テールリッジの下降も気を抜けないので時々ロープを出しながら下っていく。テールリッジを下り終えたくらいで日が沈み暗くなってしまった。最後はまたもやヘッドライトを出し一ノ倉沢出合まで戻る。ゲートがどうなってるか心配だったので急いで車に戻る。案の定登山指導センターのゲートが閉まっている。良く考えればゲートの向こうに車を停めておけば良かったのだ、センターの人にゲートを開けてもらい無事脱出。今回もルートファインディングやロープ操作に相当な時間がかかってしまった。この辺りが今後の課題。懸垂下降する場合のピッチの切り方等もっと臨機応変にできるようになりたい。
山域:谷川岳・一ノ倉沢・衝立岩中央稜
山行形態:岩のぼり
メンバー及び役割:木村(記録)、H(会員外)
記録:
今年2回目の中央稜へのチャレンジは、いつものパートナー平日組のHと。通行止めになるとかで車を登山指導センターの少し上に駐車し、6時に歩き始める。7時には一ノ倉沢出会いに到着、ちょうど朝日に衝立岩が照らされて快適な登攀ができそう。沢を詰めていくと途中でカメラマンのおじさん達につかまり、女子二人が珍しいのか私達をモデルにしばし撮影会?となる。8時半に中央稜取付きに到着し準備する。思ったよりも暖かく霜の心配はまったくなし、テールリッジでは大汗をかいてしまった。今日は完全な貸切り状態、一ノ倉沢に入っているのはもう1パーティーのみで彼らは本谷を詰めるようだ。9時登攀開始。1ピッチ目は木村リード、以前来た時と同じようにピッチをきる。2ピッチ目Hリード、ルンゼに入りロープ25m程登ったら右にトラバースするのだが50mいっぱいロープが出たので直上したようだ。登れる人はどんどんいっちゃうのね。後続で行くと確かにどこで右に出るのか良く分からない、が、ルートをもっと選んで行きたいものだ。上部はやや難しく一度ずり落ちてしまうがHがちゃんと止めてくれた。3ピッチ目木村リード、右のフェイスに出てピン沿いに上っていく。上部は逆層でドキドキしながら登り、チムニー手前でピッチを切る。4ピッチ目Hリード、核心部のチムニー。最初はすっぽりチムニーに体が入ってしまうが上部でうまく体をふってリッジに出た。5・6ピッチはロープをどんどん伸ばし、7ピッチ目最後は支点から右のルンゼに入るのだったがルートを間違え岩場を直上してしまう。何か変だなと思ったが稜線に達しない変な所で懸垂の支点らしきものがあり、ロープもいっぱいになってしまったので13時ここで終了とする。右前方に本来の終了点が見える、ちょっと情けなし。足場の悪い場所で懸垂のセットをして下降し、少し下の平な場所で休憩する。今日のHの行動食はチョコレート、ザックからひっぱり出すとなんということでしょう!ドロドロに溶けて液体状態に。私の持っていたパンと合体し優雅にチョコフォンデュでお腹を満たしたのであった。チョコも溶けるような陽気だったので本当に私達はついてます。14時頃から下降開始、北稜下降案もあったがルートに不慣れな者同士なので同ルート下降とする。ダブル50mで懸垂を開始するもルートが屈曲しており何回かロープが引っ掛かり登り返したりして大変だった。こういう場合はシングルでこまめに切ったほうが下降しやすいようだ。なんとか明るいうちに取付きまで下降した。テールリッジの下降も気を抜けないので時々ロープを出しながら下っていく。テールリッジを下り終えたくらいで日が沈み暗くなってしまった。最後はまたもやヘッドライトを出し一ノ倉沢出合まで戻る。ゲートがどうなってるか心配だったので急いで車に戻る。案の定登山指導センターのゲートが閉まっている。良く考えればゲートの向こうに車を停めておけば良かったのだ、センターの人にゲートを開けてもらい無事脱出。今回もルートファインディングやロープ操作に相当な時間がかかってしまった。この辺りが今後の課題。懸垂下降する場合のピッチの切り方等もっと臨機応変にできるようになりたい。