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山行記録 カレンダー
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iceclimber_msc 2020-9-29 13:28
日程:2020年09月21日(前泊)朝発〜日帰り
山域:早池峰山/奥鳥沢
山行形態:遡行
メンバー:W(単独)

 熊鈴を忘れたので道の駅はやちねで売っていた熊鈴を購入。うすゆき山荘前から翌日登る予定の岩場を観察する。地図と照らし合わせるもどこをどう登ってもガレの連続のようだった。20年振りだろうか一人の山小屋は薄暗くライトを灯し読書で時間をつぶす。地元スーパーで買ったレトルト米と酒は期待以上で岩手県の印象がもっと良くなった。日が落ちると一人宮城ナンバー男性が入ってくるもコロナ懸念か結局河原坊に上がっていった。

 明けて翌朝、下見では山荘からすこし上の沢から下降する予定だったが早々に濡れる気になれず樹林をまっすぐ進み降りるとすぐに浅い沢型を捕まえることができた。そのまま懸垂無しで難なく本谷に降り立つ。むしろ沢から降りると広いインゼル堰堤の上に出るので奥鳥沢にすすむにはこの方が都合が良さそうだった。二つの大きな堰堤下を進み右岸を簡単に巻き上がる。夜と朝の区切りの時間にうごめく動物たちの気配がただならぬ濃厚で、時折笛を吹きこちらの存在を知らしめ先に進む。まったく難しい所は無い。白い大理石の沢床を過ぎるとやがて奥壁に着く。しばしその先どのように進むかを思案する。正面左にはチョックストーン滝があるが方向的にそれは本谷と思われ、むしろその右から流れるルンゼを登ってみることにして取付く。下部のようなヌメり、滑りはまったく無く、コンパスの指し示す方向にひたすら登っていく。振り向き下を伺うと200mは下だろうか単独行がもう一人いる。一人きりでないことは何故かつまらなくもあり、追い付かれては困るような気もする。一方で高度を稼ぐ程にガスは濃厚となり僅かでもプレッシャーが有ることは何故か有難かった。途中うっかりハイマツ帯に入っていることに気づき水平トラバースで20m程のハイマツ漕ぎの羽目になったもののその後はガレ場が少々、あっさりと縦走路に出てしまった。

 山頂に出ると驚く程の人の渦。分かれて行動中だった家族の迎えを待つ間に良く晴れたうすゆき山荘前の広場で装備を干して時間をつぶしながら半日もかからず登った早池峰山を改めて仰ぎ、花か紅葉の時期が良かったと思った。受理されず行けなかった沢の代案ではあったが後泊の安比高原の宿(GOTOトラベル)や行き帰りの車中で普段見ることのなかった息子の成長に気づきがあり、これはこれで楽しかったと思えた4連休だった。

前泊装備:3sシュラフ+カバー、エアマット、コッフェル、テルモス、水入れ、ガスセット
携行装備:30mロープx1、スリングx2、カラビナx1 、熊鈴、他
山行記録:9/21日(月)5:00 起床 5:50 うすゆき山荘発 6:00 入渓 6:50 大理石滝 7:20 1ルンゼ出合 7:35 奥壁着 9:15 縦走路 10:10 早池峰山頂 11:45 小田越着 12:30 河原の坊ビジターセンター着 13:00 うすゆき山荘着

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