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執筆 : 
iceclimber_msc 2022-7-24 5:30
山 行 報 告 書

日程:2022年7月23日(土)〜24日(日)
山域:西丹沢小川谷
山行形態:沢登り
メンバー及び役割:S(CL) H(SL) K S(ブロッケン山の会) O(記録)

記録:

  翌週予定の沢登り教室のS、H両講師の下見山行。ブロッケン山の会のS氏も講師のため山行に参加された。前日の山岳スポーツセンターでの訓練終了後、玄倉駐車場まで車で移動して教室の予定幕場で幕営する。

  翌24日7:00にS氏と合流し遡行開始する。晴れで朝から暑い。一か所堰堤を越える箇所があるが、その手前の台地状の川原が蕨の群落になっていた。春に山菜取りに行くと良いだろう。

  小川谷入渓後最初の関門、登りにくいF2には新しいハンガーが設置されていたが、ハンマーで叩き潰されており使用不能だった。S氏が空身で登り、鐙2台を設置してフォロワーが越える。他の滝のビレイポイントでも、壊されたハンガーが散見された。ハンガーやボルトが設置されると抜きたがる自然保護原理主義者が必ずいる。大水一発で渓相が簡単に変わる丹沢で、少数のハンガーの有無などどうでも良いだろうに。多くの滝の登攀は以前と変わらないが、釜は以前より深くなっており、取りつきにくい滝が増えたように感じる。水浸しの沢登りが楽しめる20年ほど前の小川谷に戻ったようだ。

  ハイライトの一つ、一枚岩の大岩は登れなくなっていて驚いた。左右に空洞ができ簡単に潜り抜けられる、ただの穴潜りになっていた。下見が目的なので支点やビレイポイントの確認に時間をかけたが3時間程度で終了点に到着した。登山道を下り1時間ほど幕場に戻り、デポを回収して玄倉駐車場に着いたのが14:00頃。ここで解散とした。

  今回はヤマビルに悩まされた。入渓点から下りの登山道まで、湿った草付きや濡れ落ち葉の吹き溜まりにはほぼ確実にヤマビルがいた。西丹沢はヤマビルが少ないというのは完全に昔話になったように思う。吸血被害に何度も遭うと哺乳類には抗体ができ、抗体を含む血液を吸ったヤマビルは死滅するという説がある。これまで散々ヤマビルに献血された方は、今後その血液を武器にヤマビルキラーとして山の安全に貢献していただきたい。

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