Welcome Guest 
山行記録 カレンダー
« « 2006 7月 » »
25 26 27 28 29 30 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 1 2 3 4 5
月別アーカイブ

-

カテゴリ : 
執筆 : 
msc_kiroku2 2006-7-16 14:08
くもり一時雨菅原(単独)  西丹沢自然教室の駐車スペースに車を止め、8:30出発。大賑わいのオートキャンプ場を横目に車道を歩き、8:50用木沢出合に着く。ここから登山道に入る。用木沢沿いに左岸から右岸へ右岸から左岸へと木橋を渡り、緩やかに登っていく。木橋は古く、朽ちている箇所が多い。9:30用木沢から離れ、左上のスギの植林地の中を登り、雑木林に変わる辺りから涸れた支沢へ入っていく。この辺りは地図上の登山道とはずれていると思われる。「コシツバ沢」という案内板がある。雑木林沿いの急な登りが続き、蒸し暑い。樹木の葉をたたく雨の音が聞こえ始める。沢の源頭部に登りつめた頃には雨は本降りになっている。雨具を着てもけっきょく汗で濡れてしまうから帽子だけ被ることにする。シャツを濡らしながら笹薮を掻き分けるように急坂を登っていくと急に明るくなり、稜線に出る。10:05 ここが犬越路である。南側は濃い霧に覆われ、展望なし。東側は時折霧の切れ間に小笄の山頂が眺められる。
 避難小屋が新しく建て替えられている。小屋の中で小休止とする。新しい木の良い香りがする。10:30避難小屋を後にし、大室山への急な道を登り始める。雨は小降りになっているが、白い霧が漂っている。乾きかけたシャツも笹薮を掻き分け進むとまたぐっしょりと濡れてしまう。  チュピチュピとけたたましく鳥が鳴いている。1169メートルのピークを越えると平らな道となり、太いブナが目に付くようになる。少し登って1221メートルのピークを過ぎると、急な登りが続き、11:00 ベンチのある1240メートルのピークに達する。アップダウンをくり返しながら徐々に高度を上げていくが、木の根が出ていたり土砂が流れて段差が大きくなっていたりして歩きにくい。やがて植生保護柵が現れ、道は柵沿いに緩急をくり返し登っていく。11:50急なつづら折りの道になる。気が付くと雨はとっくに止んでおり、流れる風がすがすがしい。薄日も差し、蝉がいっせいに鳴いている。空を見上げると、雲の切れ間に青空も見え隠れしている。霧が山肌を縫うように上がってくる。ひと登りすると、12:00ブナに囲まれた大室山の西の肩に出る。ここから大室山山頂までは300メートル、すぐそこである。大室山山頂は樹林に囲まれており、展望は利かない。山頂からは「大室指」「大渡・久保吊橋」への道が北東に、「神ノ川ヒュッテ 日蔭沢新道」への道が東に延びている。これには「耐久レースルート」と記されている。山頂にいると虫の群れが顔にまとわりつき、目や耳にあたってきて煩わしい。早々に西の肩に戻り小休止。ブナの写真を撮ったりしていると、また虫がまとわりつき出す。もう少しゆっくりしていたかったが、12:30ザックを背負って加入道山へ向かうことにする。
 しばらくは樹林の中の木道が続くが、すぐに標高差200メートルの急下降が始まる。道は荒れている。土砂が流れ、組んだ丸太の木が外れて散乱している箇所が多い。13:00破風口という狭い鞍部を通り、15分ほど登り返して道志村への下山路がある前大室というピークに達する。ここからは植生保護柵沿いの穏やかな尾根道を進む。13:30道の左下に避難小屋が見えてくると、加入道山山頂はすぐそこである。ここも樹林に囲まれた静かな山頂である。ブナの混ざる雑木林が霧に煙っている。写真を撮ったりして小休止していると、またも虫がまとわりついてくる。  13:50虫に追われるように下山を開始する。柵沿いの道を急下降し、右に「道志温泉」への道が分かれてさらに下る。道に白い岩が露出している所を通るとすぐに白石峠に着く。14:10。ここから左に曲がる。まっすぐ行くとモロクボ沢ノ頭である。石がごろごろした涸れ沢を下る。まとわりつく虫が煩わしい。しばらく下ると、水が湧いている所に出る。白石沢の源流である。湧き水で顔を洗う。水は冷たい。沢に沿って下っていくと、何本かの支沢が合流し水量が増していくのがわかる。徐々に白石沢の谷は深くなっていき左岸のスギの植林地に入ると、14:45樹木の切れ間に白石の滝が眺められる。道に案内板があり、「大理石の滝と呼ばれる」と記されている。雑木林の道に変わり、さらに下っていくと、大きな角を持った2頭のオス鹿が谷側の藪の中を逃げていく。15:20林道に出る。しばらく林道を緩やかに下っていくと、15:30ゲートのある用木沢出合に着く。ここには100台ほど駐車できるスペースがある。小休止の後、車道を下り、16:10西丹沢自然教室に辿り着く。
〈コースタイム〉西丹沢自然教室(8:30)?用木沢出合(8:50)?犬越路(10:05,10:30)?大室山西の肩(12:00?大室山山頂?12:30)?加入道山(13:30,13:50)?白石峠(14:05,14:10)?用木沢出合(15:30,15:45)?西丹沢自然教室(16:10)

トラックバック

トラックバックpingアドレス http://www.msc-jp.net/modules/d3blog/tb.php/648
Copyright 2001-2014 msc-jp. All rights reserved.