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山行記録 カレンダー
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msc_kiroku2 2006-7-29 9:56
メンバー:清野(CL)、山本(SL、食当)、上林(記録) 7月28日(金)   22時30分:八王子駅で集合し、タクシーで両角さん宅へ移動して車と装備の一部をお借りして出発。空いた夜道を飛ばして午前1時頃 丹波の「のめこい湯」に到着。少し雲があるが久々の満天の星空の下、駐車場横の建物の軒下を借りて軽く飲んで就寝。 7月29日(土)  5時半頃起床。天気も良く実にさわやかな朝だ。朝食を取り支度をして「おいらん淵」に移動。車を置いて8時出発。一ノ瀬川橋から踏み跡を下降してすぐ入渓。しばらくは大きな淵も無く、徒渉を繰り返しながら進む。一度胸まで浸かった後の最初の泳ぎは3人ともクリア。しばらくすると第一ゴルジュ。上林が空身で突破を試みるが、左岸から右岸に渡った所で水中のツルツルの岩が掴めず、2度失敗。3度目は弱気になり、右岸のバンドを登ると残置シュリンゲが数本ぶら下がっており、これを使ってゴルジュを巻いた。流れが厳しくて上林のザックを回収するのに少し手間取ったが清野さんと山本さんもゴルジュを巻いて到着。  しばらく行くと第二ゴルジュ。再び上林が空身で突破を試みるが右岸から左岸に泳ぎ渡った所で簡単に流される。岩肌はツルツルで、細かいホールドは有るものの前へ進むどころか簡単に押し流されてしまった。2度目もあえなく敗退。これで体が完全に冷え切ってしまい、震えが止まらない。左岸の残置ロープがぶら下った岩場を巻く事にする。残置ハーケンも有り、清野さんがランニングビレイを取りながら軽々と登り、山本さんが続く。体が萎えると心も萎える。全く登れる気がしなかったが、トップロープで引っ張られ、途中からはしっかりした木の根が豊富に有ってなんとか登る。  少し先で3個目のゴルジュ。落ち口の水流が激しく、とても突破できそうにないので右岸を巻くがここは悪い。ホールドがほとんど無くスタンスは逆層ぎみで、本当に怖かった。この先のナメを超えると大常木谷の出会いに到着。10時10分。たっぷり水に浸かったおかげで全員疲労気味。(無駄な泳ぎを沢山した上林は かなりよれよれ状態)休憩を取って、大常木谷遡行開始。水量もずいぶん減ってホットする。最初の五間の滝は清野さんが水流の左を登る。ホールド・スタンスは豊富にあるが、途中でハーケンを打ってビレイを取る。12時 ヤシャ窪の出会い。すぐに千苦ノ滝。さすがに迫力がある。左岸を巻くが、少し登った所で滝口の方に伸びる踏み後をたどり、5分程度で滝口の上に到着。途中のトラバースはトラロープも張ってあり全く問題なかった。ちょとしたゴルジュ帯を抜けたあたりから苔むした奥秩父の雰囲気になってきた。  不動ノ滝は右岸を巻いて滝口の先で懸垂下降で降りた。このあたりからナメが出始め、美しい渓相になる。いいかげん疲れてきたところで だらだらゴーローを歩かされて14時10分 会所小屋跡に到着。  大常木沢も良い沢だと思うが、一ノ瀬川のインパクトが強すぎて薄れてしまった感じであった。  会所小屋跡のテン場には一番乗りで、途中で抜いた2パーティーがほどなく到着。早速薪を集め、タープを張り、焚き火を始めるが太い木が湿っていてなかなか燃え上がらず、交代で扇ぎ続ける。この間に山本さんがエリンギとベーコンを炒めてくれて飲み始める。野菜たっぷりの味噌汁とご飯も炊き上がり、レトルトの夕食。西館さん直伝の、コッフェルの底にアルミフォイルをしいて炊いたご飯は焦げも無く完璧な仕上がりでした。 突然土砂降りの雨となり、夜半まで降ったり止んだりが続いたが、焚き火も快調に燃え始め、朝まで消えることは無かった。 7月31日(日)  5時過ぎに起床。モヤシと焼いたベーコン、餅入りの四川味の中華三昧でリッチな朝食。山本さんに感謝。沢の涼しい朝は四川の辛いラーメンがGoodかも。7時10分出発。会所小屋跡のすぐ下に踏み後が有り、これが大常木林道だと確信して歩き出す。曇っていた空に陽が射し始め、あっという間に暑くなる。大汗をかいて30分程で尾根を回りこんだ 竜喰谷が左下に広がるコルに到着。休憩後20分程歩いた小沢を竜喰谷に向かって下降し、10分程で竜喰谷に合流した。登攀具を身につけて竜喰谷を下降開始。明るく美しい沢だが下降は苦難の始まりであった。  ナメで滑るのと水面が反射して水面下の石などが見えず、上林だけ何度も滑って転んで膝は青タンだらけ。主な滝は明確な巻き道を下り、下駄小屋の滝(12m)と急な下りで2回ロープを出す。10時40分 一ノ瀬川との合流地点に到着し、少し下った所で徒渉して対岸の踏み後を登るとゴールの一ノ瀬林道。充実した山行だった。爽やかな風が吹く一ノ瀬林道を一時間弱歩いて「おいらん淵」に到着。下界は暑い!。のめこい湯で汗を流して(つるつるして本当に良いお湯でした)、八王子で車を返した後、なつ子さんを交えて反省会で締めくくった。  以前からやってみたかった一ノ瀬川から大常木沢の連続遡行ができて充実した山行でした。一ノ瀬川の核心部のゴルジュは突破できず、竜喰谷の下降では転びまくって、新たな課題も見えた良い山行でした。

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msc_kiroku2 2006-7-22 15:59
新人2名が初めて「沢中泊」を体験したヌク沢。あいにくの天気でしたが楽しめたようです。写真をアップしておきます。

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msc_kiroku2 2006-7-16 14:08
くもり一時雨菅原(単独)  西丹沢自然教室の駐車スペースに車を止め、8:30出発。大賑わいのオートキャンプ場を横目に車道を歩き、8:50用木沢出合に着く。ここから登山道に入る。用木沢沿いに左岸から右岸へ右岸から左岸へと木橋を渡り、緩やかに登っていく。木橋は古く、朽ちている箇所が多い。9:30用木沢から離れ、左上のスギの植林地の中を登り、雑木林に変わる辺りから涸れた支沢へ入っていく。この辺りは地図上の登山道とはずれていると思われる。「コシツバ沢」という案内板がある。雑木林沿いの急な登りが続き、蒸し暑い。樹木の葉をたたく雨の音が聞こえ始める。沢の源頭部に登りつめた頃には雨は本降りになっている。雨具を着てもけっきょく汗で濡れてしまうから帽子だけ被ることにする。シャツを濡らしながら笹薮を掻き分けるように急坂を登っていくと急に明るくなり、稜線に出る。10:05 ここが犬越路である。南側は濃い霧に覆われ、展望なし。東側は時折霧の切れ間に小笄の山頂が眺められる。
 避難小屋が新しく建て替えられている。小屋の中で小休止とする。新しい木の良い香りがする。10:30避難小屋を後にし、大室山への急な道を登り始める。雨は小降りになっているが、白い霧が漂っている。乾きかけたシャツも笹薮を掻き分け進むとまたぐっしょりと濡れてしまう。  チュピチュピとけたたましく鳥が鳴いている。1169メートルのピークを越えると平らな道となり、太いブナが目に付くようになる。少し登って1221メートルのピークを過ぎると、急な登りが続き、11:00 ベンチのある1240メートルのピークに達する。アップダウンをくり返しながら徐々に高度を上げていくが、木の根が出ていたり土砂が流れて段差が大きくなっていたりして歩きにくい。やがて植生保護柵が現れ、道は柵沿いに緩急をくり返し登っていく。11:50急なつづら折りの道になる。気が付くと雨はとっくに止んでおり、流れる風がすがすがしい。薄日も差し、蝉がいっせいに鳴いている。空を見上げると、雲の切れ間に青空も見え隠れしている。霧が山肌を縫うように上がってくる。ひと登りすると、12:00ブナに囲まれた大室山の西の肩に出る。ここから大室山山頂までは300メートル、すぐそこである。大室山山頂は樹林に囲まれており、展望は利かない。山頂からは「大室指」「大渡・久保吊橋」への道が北東に、「神ノ川ヒュッテ 日蔭沢新道」への道が東に延びている。これには「耐久レースルート」と記されている。山頂にいると虫の群れが顔にまとわりつき、目や耳にあたってきて煩わしい。早々に西の肩に戻り小休止。ブナの写真を撮ったりしていると、また虫がまとわりつき出す。もう少しゆっくりしていたかったが、12:30ザックを背負って加入道山へ向かうことにする。
 しばらくは樹林の中の木道が続くが、すぐに標高差200メートルの急下降が始まる。道は荒れている。土砂が流れ、組んだ丸太の木が外れて散乱している箇所が多い。13:00破風口という狭い鞍部を通り、15分ほど登り返して道志村への下山路がある前大室というピークに達する。ここからは植生保護柵沿いの穏やかな尾根道を進む。13:30道の左下に避難小屋が見えてくると、加入道山山頂はすぐそこである。ここも樹林に囲まれた静かな山頂である。ブナの混ざる雑木林が霧に煙っている。写真を撮ったりして小休止していると、またも虫がまとわりついてくる。  13:50虫に追われるように下山を開始する。柵沿いの道を急下降し、右に「道志温泉」への道が分かれてさらに下る。道に白い岩が露出している所を通るとすぐに白石峠に着く。14:10。ここから左に曲がる。まっすぐ行くとモロクボ沢ノ頭である。石がごろごろした涸れ沢を下る。まとわりつく虫が煩わしい。しばらく下ると、水が湧いている所に出る。白石沢の源流である。湧き水で顔を洗う。水は冷たい。沢に沿って下っていくと、何本かの支沢が合流し水量が増していくのがわかる。徐々に白石沢の谷は深くなっていき左岸のスギの植林地に入ると、14:45樹木の切れ間に白石の滝が眺められる。道に案内板があり、「大理石の滝と呼ばれる」と記されている。雑木林の道に変わり、さらに下っていくと、大きな角を持った2頭のオス鹿が谷側の藪の中を逃げていく。15:20林道に出る。しばらく林道を緩やかに下っていくと、15:30ゲートのある用木沢出合に着く。ここには100台ほど駐車できるスペースがある。小休止の後、車道を下り、16:10西丹沢自然教室に辿り着く。
〈コースタイム〉西丹沢自然教室(8:30)?用木沢出合(8:50)?犬越路(10:05,10:30)?大室山西の肩(12:00?大室山山頂?12:30)?加入道山(13:30,13:50)?白石峠(14:05,14:10)?用木沢出合(15:30,15:45)?西丹沢自然教室(16:10)

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msc_kiroku2 2006-7-15 14:41
メンバー: CL両角 記録小嶋 高森 8:00八王子駅集合→9:30水根キャンプ場→11:00ワサビ?園前→11:30半円ノ滝上→12:00水根キャンプ場    前日に降った雨の影響で水量も多く、行程の3分の2程は水がコーヒー牛乳色の為、足元が全く見えない況て?した。途中のワサヒ?園から泥が大量に流れ出ていると思われ、ワサヒ?園上の二股を過ぎるとだいぶ水の透明度は上がり、泥も沈殿していなくて水量も減りました。ワサヒ?園の前で休憩をしたかズブズブと足か?地面に入って入ってしまうほど泥が?堆積していました。非常に他の沢には無い楽しみか?ありました。 途中の小滝や、ゴルジェでも水量も多く、泳いだり、頭から水を浴びしたりと終始全身濡れていましたが、当日の都内の気温か?35°Cと非常に暑かったのて?気持ちがよかったて?す。
クマタカ沢下降--->黄ハダ窪遡行)に変更した。7時45分に立川駅の青梅線のホームで集合し、青梅線の古里駅で下..." dc:author="msc_kiroku2" dc:date="2006-07-15T10:49:00+09:00" trackback:ping="http://www.msc-jp.net/modules/d3blog/tb.php/650" /> -->

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msc_kiroku2 2006-7-15 10:49
メンバー:上林(CL、記録)、須藤  3連休なので一泊で大荒川谷に行く予定だったが、仕事が多忙で前日の晩まで休めるか判らず、日帰りの入川谷(布滝沢遡行--->クマタカ沢下降--->黄ハダ窪遡行)に変更した。7時45分に立川駅の青梅線のホームで集合し、青梅線の古里駅で下車。駅前のコンビニで買い物をして入川谷の出会いまで汗が噴出す炎天下の中歩く。国道から林道に入った左側の斜面に山ユリの群生が有り、心を慰めてくれる。実は花の中で山ユリが一番好きなのです。しばらく林道沿いに歩くと、ここが入渓点だろうという駐車スペースが有り、木陰で仕度をして沢に降りて歩き出すが、直ぐに堰堤にぶつかって林道に戻る。入渓点は少し先の沢を渡る所の広場だった。入渓すると直ぐに「トバの倉骨のゴルジュ」だが左岸をへつるだけで簡単に抜けてしばらくゴーロ歩きと堰堤越えが続く。  暑い中結構だらだら歩かされた後、布滝沢の出会いに到着。直ぐに15mの布滝。中間まではバンド沿いに登れそうだが、ホールドが乏しく、中間まで残置ハーケンも無い。その上がさらにいやらしそうで、とても登れる気がしないので布滝沢の出会いに戻って巻く事にする。急斜面につけられた立派な仕事道を使って尾根に上がり、崩れた小屋の跡の所で沢に合流して沢に戻る。直ぐに10mの滝。3-4m登った所で左側の水流がきついため右に逃げるが、スタンスが乏しい。沢の上から木が倒れこんでおり邪魔をしているが、あたかも掴まってくれと言わんばかりだ。右手で枝を掴み、二度ほど引っ張って大丈夫だろうと体重をかけたとたんに枝が折れてバランスを崩し、左手のホールドが一瞬抜けかかったが何とか掴み直して落ちずに済んだ。危ない危ない。  釜も無い滝なのでここで落ちたらただでは済まない。すっかり自信を無くして、慎重に降りて左岸を巻いたがここも悪く、急な草つきで四つんばいになって何とか滑り落ちないように慎重に進む。潅木を使って短い懸垂下降をしたりして何とか滝の落ち口に抜けた。仕事の疲れと暑さと、二つの滝を登れず巻いたのと、危うく落ちそうになった事でテンションは最低。ここであたり一面真っ暗となり雷雨となる。  炎天下の中、標高も低く水に浸かる事も無い沢なので体が冷えて助かるのだが、闇の中を遡行しているような感じで、何処を歩いているのか全く判らなくなった。標高850mあたりで左側に仕事道を確認したが、遡行図によればクマタカ沢方面の尾根を巻く仕事道は標高1050m付近で、直前まで小滝が続くはずなので、そのまま登り続けたが、直ぐに水が枯れて草付きの急斜面となる。  2本足で立つと両足共ずるずる落ちていく斜面で、ここも四つんばいになって登り続け、なんとか左側の尾根に逃げて一息ついた。そのまま急な尾根を詰めるが標高1050m付近にあるはずの仕事道も無く、完全にだまされた感じ。雷雨は続き、一度数十m範囲内と思われる至近距離に落雷があり、凄まじい音にたまげた。クマタカ沢を下降し、黄ハダ窪を遡行するという計画は諦めて、尾根を詰め 13時過ぎに1147mの小ピークに到着。  雷雨も去って清清しい風が吹く中 ようやく大休止。北西方向に尾根を下りると登山道と合流し、古里駅まで降りた。下山中も暑く、下界は恐ろしい猛暑で広域で電車が止まる程の雷雨があったようだ。  奥多摩あたりの標高1000m以下の沢は、たっぷり水に浸かれる沢でなければ、夏の盛りに行くものではないと思った。  また「関東周辺の沢」の遡行図に記載されている、標高1050mで沢を横切る仕事道が、標高850mあたりで左側に確認した仕事道であるかどうかは未だに不明である。 (上林 記)
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