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山行記録 カレンダー
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msc_kiroku2 2006-12-3 23:50
CL:清野・SL記録:山本・食当:高森・車:森

 八王子駅に23時集合、森さんの車で北アルプスを目指す。2:00新穂高ロープウェー駐車場にテントを張り、ほんの少しだけ入山祝いの酒を呑み、すぐにシュラフに入る。

12/2 夜間降雪が有り、朝起きると数cmの積雪。これならいけるかもしれない。雪訓も雪がないとどうしようもない。10時過ぎのロープウェーでのんびりと登る。ロープウェーは貸しきり状態。西穂高口の駅を出ると、昨夜の雪で30cmほどの新雪が積もっていた。気持ちがいい。久しぶりの雪山に気持高鳴る。
 雪山初めての高森さんは、歩き出すなり滑ったり転んだり往生していたが、昼過ぎには西穂山荘に着きテントを設営する。付近の斜面で、歩き方の練習・アイゼンワーク・ピッケルの使い方など練習し、その後はビーコントレーニングをして、3時ごろテントに入る。早速宴会モードになり、高森さん食当で「高野豆腐と鶏肉団子汁」。美味い!!誰かのパクリじゃない「凝った食当」と言われたい高森さん、なかなかのものでした。愛知県から来たと言うパーティが隣に幕営した。外は雪が降り出し、積もり始めていた。これで明朝晴れてくれれば言うこと無だが・・・。たっぷり呑んで早々に寝る。テントの中は暖かい。

12/3 5:30起床。温かいそばで朝食を済ませる。20cmほどの積雪か。少し青空も見える。7:10独標を目指して出発する。「状況次第で西穂まで行く」との清野さんの心強い発言だ。しかし、結構風が強く、冬山慣れしてない高森さん・森さんには厳しい登行のようだ。暫く登ると森さんが少し遅れだし、山本・高森で先行する。足捌きに多少不安はあるが若さでカバー、高森さんは遅れずぴったり着いてくる。独標への登りの手前で風を避けて、清野さん・森さんを待つ。やっと一息つくことが出来た。
 独標直下で後続のパーティが追い着いて来た。隣のテントの連中だ。ラッセルの礼を言われたが、新雪を踏んで自らトレースを付けて歩くのは何とも言えない楽しいものなのだ。独標への岩稜帯の登降は慣れていない二人には少々大変なようだ。薄く着いた雪の下から顔を出す岩にアイゼンで乗り切れず、怖い思いをしていたようだ。9:25独標頂上に到着。記念写真を撮る。風強くかなり寒い。時間的には十分西穂を目指せるのだが、二人の技術的な問題と天気も良くなりそうも無いので、今日はここまでとし下山に取り掛かる。
 少し雲間から薄日が差し込む事も有ったが、終始吹かれっぱなしだった。多少森さんがバテ気味だったようだが、無事幕場に戻る。テントに入りお茶を沸かして体を温める。13:00撤収して下山。14:20駐車場を出発する。普通タイヤの森さんの車は僅かに残った雪でスルスル滑り、ハンドルを握っていた山本は冷や汗かきました。森さんが一番あせっていたかも知れません。温泉で汗を流し、八王子にて解散・反省会しました。

 今年初の雪山で、独標迄行けたのだからまずまずでしょう。あとは、もう少し歩く練習をして、冬の山をもっと楽しみましょう。


ロープウェイにて。全体メンバー4名、山本、清野、高森、森。


山荘前の幕営地


西穂山荘


テント内での夕食


西穂独標にて

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msc_kiroku2 2006-5-3 23:50
今年の合宿は鹿島槍から爺を抜けて扇沢へ。
テン場は初日高千穂平、2日目は冷池山荘脇の幕営場。前半とはうって変わって天気は最高。下山後民宿で打ち上げというのんびりしたスケジュールでした。


標高差を考え、登りは赤岩尾根を。


赤岩尾根は傾斜がある分標高差が短いルートです。。テン場は高千穂尾根。


冷池へのトラバースです。


冷池にテントをデポして鹿島槍へ。まだライチョウは冬毛のまま。


鹿島槍山頂にて


2日目も無事終了。小屋があるとビールも飲めますし


早朝のテント村


爺もピークを踏んできました。

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msc_kiroku2 2006-5-1 23:50
CL:清野・SL:門脇・食当:両角・記録:山本

4/28 池袋発の夜行バスで富山へと向かう。
4/29 余り眠れず、疲れたまま富山駅に降り立つ。天気は良い。富山地鉄で上市へ。6時過ぎ、予約しておいたタクシーで馬場島へと向かうが、途中崖崩れで6キロ手前から歩かされる。ところが、崖崩れらしい所を見つけられないまま 8:15 馬場島に着いてしまい釈然としない。雪で埋め尽くされた白萩川左岸の河原を歩いく。橋を渡り、赤谷尾根の末端を回り込み 10:05 976m の堰堤にたどり着く。他に3パーティ入山している。天気良く、暑い。雪で埋まった川を渡り、堰堤を左岸から巻く。赤谷尾根に喰い込む枝沢を詰めて稜線へ出る 10:35 。結構きつい登りの連続で、藪が出ている所もあり歩きにくい。
13:00 1563m ピーク。先行パーティがしっかり踏んでくれているので歩き易いのだが、夜行疲れで力が出ない。ラッセル泥棒をしているようで気が引けるのだが、なかなか追いつくことが出来ないのだ。若さとパワーが違うようだ。やっと追いつき、彼らの前に出て交替する。トレースをあてにしていると思われるのは癪だが、結構しんどい。
15:00 1863m ピークの先に最良の幕場を見つけ幕営する。ロケーションの良い爽快な幕場だ。他の2パーティは更に先へ進んで行き、単独の男性は引き返したのか姿を見せない。晩飯は両角さんの特性(高級食材)カレーをいただく。旨い!

4/30 朝方からキリ雨が降り、ガスって山が見えない。6:00 出発。視界が悪くても、先行パーティのしっかりとしたトレースに助けられる。1パーティは天気が悪いので撤退するとの事。別のパーティの踏み跡はさらに続いている。赤谷山直下の急峻な登りも、トレースが無ければかなり厳しいものになっただろう。ダブルアックスで、シャフトを使って雪壁を登る。だんだんと高度が増し、滑落は許されないので緊張する。彼らは頂上の肩にテントを張り停滞する構えだ。我々は赤谷山のピークに立ったが、視界悪く行動出来ない為、少し下った大岩の下で様子を見ることにする。天気予報も余り良い事を言っていなかったので、進退について議論しつつも幕営し停滞を決める 
10:00 。 今日1日停滞か?時間切れになるのではないか?・・・・・一旦は敗退を決め、早い昼飯を食い、酒を呑み始める。暫くして外に出ると、山が見えている。薄日も差して青空がのぞいている。行ける所まで進んで停滞すれば望みは有るのではないか?意見は割れたが、パーティを割る訳にはいかない。皆で前進を決める。13:00テントを撤収して出発。天気は持ち直し、トレースに助けられ赤ハゲを越える。風が強い。岩の露出した小ピークをザイルを出して右から越え、少し下った辺り・白ハゲ手前で幕営する事にする
15:00。大窓を越えてしまうと引き返すのは難しくなる。空は黒い雲に覆われている。整地し、西風を避ける為にブロックを積んで幕営する。風は益々強まり、雨も降り出した。夜じゅう雨風に悩まされ眠れない夜となった。テント内に浸水し、コッフェルで水をかき出し、寝る向きを変えたりした。

5/1 朝には雨は上がったものの、雲が垂れ込め本峰は見えない。半日でも行動して大窓を越えて停滞し、予備日を目一杯使えば抜けられるのではないか?天気が悪くなるのだから撤退しよう。意見が分かれる。個人的には先へ進みたい気持ちではあったが、このメンバーで足を引っ張るとしたら自分であり、今回のルートについての勉強も不十分だった為、歯切れの良いことが言えないのだ。ラジヲが雨の予報を伝えている。結局ここまで。来た道を引き返すことにする。
7:20 撤退開始。2回の懸垂を交えて、10:20 赤谷山へ戻る。黒い雲は更に下がり、時折小雨もぱらつく。ブナクラ沢下降も考えたが、雪の状態が良くないので、赤谷尾根を一気に下る。昨日の雨でかなり雪が融けて、あちこちブッシュが飛び出し、歩きにくくなっている。1日早い下山の為、食材も残っているので、大休止を取ってラーメンを作り、ベーコンを炙って残りの酒を少々呑む。すっかりいい気分になったが足が重い。
14:45 堰堤に下る。最後の最後で清野さんがアックスのブレードで掌を切ってしまった。馬場島荘の方にゲートまで車で送ってもらい、タクシーに乗り換えて上市総合病院へ直行。3針縫合したとの事。市内の「一本杉旅館」(昔立派であったらしいが今は何となく寂れている旅館)に宿を取る。宿に着く頃には雨が降り出した。夜半には土砂降りとなり、一晩中雷が鳴った。16畳の部屋を4人で独占し濡れ物をそこらじゅうに吊るして乾かす。テントまで干してしまった。洗濯機を貸してもらい、汗臭い衣類を洗濯して風呂のボイラー室で乾かす。余り綺麗とはいえない宿だが我々にはぴったりで、食事は大変美味しく酒もすすんだ。

5/2 朝風呂につかり、11時頃宿を発ち上市から富山へ向かう。門脇・清野・両角は後半の合宿に合流すべく信濃大町へ向う。山本はここで皆と別れて、ビールを飲みつつ日本海を眺めながら、越後湯沢経由上越新幹線で東京へ帰った。

今回の反省。十分な予備日があれば、もう少し前向きになれたはず。

個人的には・・・雪の無い時期にでも一度くらい剱岳を踏んで、ある程度の地形を理解しておくべきだった。計画については清野さんに任せきりになっていた。何とか一緒に歩けているというだけでなく、余裕を持って楽しめるようになりたい。そのためには技術の点にまだまだ問題がありそうだ。

次にいつチャンスが巡って来るか分からないが、是非もう一度赤谷尾根から剣岳を狙いたいものだ。


剣岳北方稜線・白ハゲ手前

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msc_kiroku2 2006-4-23 23:50
メンバー:西舘彰(CL) 山本(SL) 野口(装備) 西舘章(食当) 門脇 両角 清野 小林 木村(記録)

4月22日(土)
 清野組(清野、山本、西舘夫妻、小林、木村)は6:00に和光市駅集合。8:30に土合の駅に到着。前日に現地入りしている両角組(両角、門脇、野口)と合流し駅で準備する。8:50駅を出発。最初からやや急勾配の道を登っていく。ところどころ岩や木が露出している場所以外は歩きやすい。途中、木村のメガネが壊れるが清野さんに応急処置をしてもらう。高度をあげるにつれ天気も良くなっていき、対岸の谷川岳が姿を現してきた。白毛門からの景色はすばらしいと聞いていたので山頂が楽しみになってきた。
 12:10山頂手前、見晴らしのよい緩斜面で休憩。白毛門の全容がみえる。アイスクリームのような印象。ここからは二班に分かれ、ザイルで確保しながら山頂を目指す。門脇組(門脇、山本、西舘彰、野口、木村)が先発。最後の急斜面、息をきらしながら登る。ちょっとした岩場を越え13:40に山頂到着。まもなく両角組(両角、清野、西舘章、小林)も到着。360度の展望、青空がとても気持ちよい。もう少しこの景色を眺めていたいが、14:10には出発。踏み跡のない緩やかな尾根をのんびり歩く。
 15:10今夜の幕営地に到着。テントを設営し、門脇さんのビールで乾杯。と、そこへ怪しい人影が。なんと中山さんと青木さんのスキー隊と遭遇。偶然なのか予定通りなのか? だがスゴイ人達である。「泊まっていけばいいのに」という声を振りきって二人は下山。少し羨ましげに二人を見送り徒歩隊は食事の準備にとりかかる。まったりと夜は更けてゆき20時頃終身。

4月23日(日)
 5時頃起床。一夜明けてみるとメンバー数名の顔に異変が。トマトのように赤くなったり、赤と白の二色使いになったり・・・お肌を大切に。7:00出発。最初の登りは急斜面で息がきれる。登りきったところで休憩。門脇さんが自作のワカンを装着。ワカン歩行の練習をするそうだ。こういった姿勢を見習わねば。10:00赤沢山到着。赤沢山を出発してまもなく、先頭を歩いていた清野さんと山本さんの二人を見失う。
 残りの七人は門脇さんの先導で土合駅を目指す。途中、雪の急斜面で小林さんが足を滑らせ滑落。5?6mほど滑って大木に激突し停止した。幸い腕や肩の打撲程度ですみ、大怪我にならなくて良かった。みんなややショック状態なので平らな場所で休憩し態勢を立て直す。しばらく進むと地表面の露出したドロドロの斜面に出る。笹や木の根をつかみながら降りる。が、今度は野口さんが枯木を抱えてドロ斜面を落ちてしまった。数mでストップし、一瞬ヒヤリとしたが事なきを得た。必死で降りようとするが最後の急斜面が難しい。真下に沢が見え、なんとなく嫌な感じである。そこで門脇さんが先に降り、ザイルで確保してもらいながら懸垂下降する。どうやって降りたのか記憶にないが、なんとかアイゼンの履ける場所まで降りて一息つく。やはり山は最後まで気が抜けない。
 12:30ようやく土合駅に辿り着き、待ちくたびれた清野さん・山本さんと合流する。温泉に入り、蕎麦を食べ、帰途につく。清野組は柏で反省会をし解散。
 途中緊張する場面もありましたが、天気に恵まれ予定どおりのコースを歩けたので充実した山行になりました。雪山では水を持っていかなくてよいのでとても楽です。だいぶアイゼンに慣れてきたので、今度はワカン歩行やラッセルの訓練をしたいなと思いました。

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執筆 : 
msc_kiroku2 2006-4-9 23:50
※森さんからの記録です。遅れてすいませんでした。
メンバー:清野(CL)、山本(SL)、両角(充)(装備)、野口(食当)、小林、木村、森(記録)

GWの春山合宿に向け「雪慣れしておく」趣旨で今回のタカマタギ山が計画された。新入会員の小林さん・木村さんも参加され総勢7名となり、先に会装備として購入したエスパースの大型テントを今回初めて使うことになった。残念ながら天気には恵まれず、みぞれ混じりの雨から大雪に変わり、途中で幕営して翌日は山頂を踏まずに往路を引き返した。一晩に50cm以上も雪が積もり頂上までは行けなかったが、ワカンを履きロープも出したりして雪山らしい山行になり充実した。

4月8日(土)
AM6:00に和光市駅に5名(清野・山本・小林・木村・森)が集合、八王子組みの2名(両角(充)・野口)と連絡を取りつつ関越道経由で土樽へ向かう。土樽駅に8時着、休憩後、林道の入り口に車を置いて荷物の分配と支度をして9時前に出発。


写真1:林道入り口で靴を履く小林さん。ハーネスも最初から着ける。曇っていたが早くも雨が降り出す。


写真2:取り付き地点からつぼ足で進む。膝まで潜ることも。

除雪された林道を進み、取り付きの雪の壁にピッケルを突き刺して乗り越え、尾根の末端をからむように登る。急登して尾根上に出ると、左側に大きく雪屁が張り出していて尾根の真ん中から右側を行く。右も急斜面で気が抜けず、一部地面が露出して木の根がからみ歩きにくい。途中9:50、休憩して水分と行動食を取る。


写真3:尾根上の地面が露出している。
しばらくして緩やかになり疎林の中を進む。登っているうちにいつの間にか雨が雪に変わり、雪も深くなってくる。11:15に二回目の休憩。


写真4:狭い尾根上で休憩中。
尾根の右急斜面側をトラバースして進み、途中2m程度の雪壁を降り、程よい平坦地(標高1060m近辺)に到着(12:10)、本日はここで幕営とする。整地して、早速新品のエスパースを設営する。脇に立派なトイレも工作する。


写真5:大雪の中でテント設営中。
14時前にはテントに入り、雪を溶かしてお湯を作る。夜まではかなり時間があり、各自持参の酒と食当の野口さん準備の生野菜サラダと漬物などでゆっくりと過ごす。


写真6:皆さん、まったり中。
夜も近づいてきたので夕食のカレー(大鍋2つ分)を作って食べる。18:30、かなり早いが、就寝の準備を始め、19:00就寝。

4月9日(日)
5:00起床。大雪でテントの下の方がかなり埋まった。テントとトイレの除雪工作を行う。朝食は夕べの残りのカレーとラーメン。朝食中に小林さんの靴のソールが剥がれかけていることに気付き応急処置を行う。天候から頂上までは無理と判断、下山を決定する。


写真7:ソールの応急処置
テント他全てを撤収し、アイゼンとワカンを装着しアンザイレンして、7:50に下山開始。


写真8:下山開始、トップは清野さん。


写真9:そしてラストは両角(充)さん。
すぐに昨日の2mの雪壁が出てきて、これを乗越すのに若干てこずる。途中、穴にはまったりちょっと滑ったりしながら、昨日と同じ場所とは思えない深雪の尾根を下る。尾根も緩やかになったところでロープを仕舞い、休憩(9:30)、新雪で気持ちの良い樹林帯をどんどん降り、10:40に取り付きに到着。訓練も兼ねて林道への雪壁(3m)を懸垂で降りる。


写真10:雪の林道を車へ向かう。
車の所まで戻ったあと、土樽駅で荷物の整理をする(11:30)。越後中里の岩の湯でさっぱりした後、湯沢駅前の中野屋で昼食のへぎそばを食べて帰路に向かい、往きと同様に和光市駅で解散した。
以上
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