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skip 2011-7-12 0:00
日程:2011年7月11日(月)夜発?12日(火)
メンバー及び役割:中山(CL)、戸田(記録)

記録:
11日 8:30 東武東上線坂戸駅?関越道経由水上IC?10:45土合 11:30就寝
12日 3:30起床 4:30登山指導センター出発 5:20一ノ倉沢出合 5:45テールリッジ末端
   6:50中央稜取り付き 7:15登攀開始 10:45終了点 11:10懸垂下降開始 
   14:00中央稜取り付きにて休憩 15:40一ノ倉沢出合 16:30指導センター

今年は梅雨明けが早く連日猛暑が続いており、少しでも涼しいうちに行動を開始しようと3:30起床、予定では4:00出発のところ、結局歩き出したのは4:30になってしまった…反省。

一ノ倉まではおしゃべりしながら歩いていたら意外にもすんなり着いた。ここからハーネスを着けて出発。6月初旬は出合いからすぐ雪渓に乗ったが今回は河原歩きから始まった。一旦雪渓に乗った後右岸の樹林帯に入る。

10分ほど歩き再び雪渓上に戻るとすぐに一ノ沢が出合う。テールリッジまで遠く感じるが足元の凹凸を拾いながらひたすら歩くうちに末端に到着。

なるべく口の開いていないところから乗り移る。急な岩場を注意して登る。けっこう危ないと感じた。スラブの斜面にあるフィックスロープを伝って樹林帯に入る。樹林帯とスラブの斜面の登りを繰り返し、ようやく中央稜の取り付きに辿り着く。

先月はもっと近かったように感じるが、やはり雪渓が小さくなったために時間も掛かったようだ。不必要なものはデポして登攀開始。
奇数ピッチを戸田リード、偶数ピッチを中山さんがリードして登る。1、2P目は無難に登る。

3P目の出だしは高度感のある右トラバース、ホールドを探りバランスを取りながら思い切って重心を移動、小川山でのクライミングが役立ったと思った。凹角の登りでは黄色のカムで支点を取り、その後のフェースも快適に登ることができた。4P目が中央稜の核心、下からではよく分からないが中山さんが苦戦している模様。自分の番になって納得。A0まじえて何とか登るも1ヵ所ランナーを回収できず帰りの懸垂でもみつけられず残置することに…。5P目ではクラックに右つま先を捻じ込み左足のフリクションで登ろうとしたら滑って落ちてしまう。気を取り直して左の易しそうなルートを登りそのまま眺めの良いフェースの途中でピッチを切る。この辺りはとても気持ちの良いところだがピレイするには少々狭かったか。その後は難なく3ピッチで終了点に到達。

景色を見ながらしばし休憩。平日のため中央稜は我々のみ。

下山は同ルートを懸垂下降。途中ダブルで降りたところ引けなくなってしまい、中山さんが空身で途中まで登り返して回収。その後も4?5回懸垂下降を繰り返しようやく取り付きに降り立つ。テールリッジ下降の際、フィックスロープが損傷しているところではロープを出して懸垂下降。途中から雷鳴が響き、最後テールリッジ末端辺りで大粒の雨が降り出し、一瞬のうちに周りのスラブが滝になってしまった。

幸い雨は小降りになり、残る雪渓を慎重に下り、一ノ倉の駐車場で装備を解いてやっと緊張から開放された気がした。余韻に浸りながら指導センターまで歩くが朝と違いやたら長く感じられた。
帰りは温泉に寄ってさっぱりしてから帰路に向う。途中SAで食事して坂戸駅にて解散。

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執筆 : 
skip 2011-4-10 0:00
メンバー及び役割:CL戸田・SL平川・(記録)山本

記録
8:45矢沢林道P-9:15出合-9:30入渓-12:07コルへ詰め上げ-12:20生藤山-12:50軍刀利山-13:20・844mピーク-14:26P着

震災・原発事故等のことも有り、如何山へ向かうべきか思案しておりました。会員の中にも職場が被災された方も居られるとのことです。しかしながら、悲しい事が有っても何時までも悲しんでばかりは居られませぬ。何事が有っても人はご飯を食べて眠ります。山屋は山へ登ります。当たり前の事では有りますが、事故防止には更なる注意をして、世間様に御迷惑をお掛けする事無く、ささやかな危険を伴う遊びを楽しみたいと思う今日この頃で御座います。

さて、今年の沢始めは、多摩地区支部のメンバーで、秋川の軍刀利沢へ出かけました。
十数年ぶりに行ってみたら、なかなか良い沢でした。
雪山モードからの切り替えはなかなか難しく、ちょっとした滝場で手古摺りました。
「今投げた 君のタバコが 命取り」(詠み人知らず)これは林道で見かけた山火事防止の標語です。
私も五七五で記録を書こうと挑んだのだけれど・・・・・
「災害を 一時忘れて 春を踏む」


今回覚えた花名前:猫の目草

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執筆 : 
skip 2010-7-19 0:00
メンバー及び役割:CL 古屋、記録 戸田

記録:
8:00新松田集合、古屋車にて湯河原幕岩に移動
9:30?16:30茅ヶ崎ロックにてクライミング

夏の一日、湯河原幕岩で岩トレをしてきた。古屋さんの職場の人に会いビックリの場面あり、また暑さを心配していたが、木陰と爽やかな風のお陰で、快適なクライミングを楽しめた。

【登ったルート】
?桃源郷シルクロード 戸田リード、古屋フォロー
?シンデレラフェイスシンデレラ  戸田リード、古屋フォロー
(小休止)
?割礼塔ダークヘラー トップロープにて古屋・戸田2本ずつ
(大休止)
?桃源郷蟻さんルート 古屋リード、戸田フォロー
?オリンパスの丘メデューサ 古屋リード、戸田フォロー
?オリンパスの丘パンドラ トップロープにて古屋1本
?オリンパスの丘カサンドラ トップロープにて古屋・戸田1本ずつ

【上記解説】
??細かく登り、戸田なんとかリードこなす
?古屋さん核心部を何度も納得いくまで登り研究熱心、戸田インチキ交えやっと登る
いつの間にかクライマーが増えたので、?ルートをサクッと登り上にある静かなエリアへ移動
?短いながらも難しく、リードの古屋さんさすが、戸田大騒ぎしながら体勢立て直しごまかしで登る
?古屋さん以前の記憶をたどり見事に登りきる、見ただけで戸田ギブアップ
?長いルート、見ただけでギブアップの戸田を許さない古屋さん、意を決して取り付くと意外にも快適、登りきると湯河原の町と海が一望でき大満足



?割礼塔ダークヘラー 


?オリンパスの丘メデューサ


?オリンパスの丘パンドラ 



夏は沢で忙しいけれど、たまにはクライミングの練習をして、インチキしたりごまかしたりせずに、滑らかにしなやかに登れるようになりたい。

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執筆 : 
skip 2010-7-16 0:00
メンバー及び役割:CL戸田・SL大浦・記録山本・平川
記録:6:15しらび平-6:35入渓-8:20二俣右へ(30m大滝上)-9:20奥の二俣左へ-10:30長谷部新道-12:25千畳敷を出発-13:02浄土乗越-13:40宝剣岳山頂-14:34極楽平-14:52ロープウェイ駅着

自分にとっては、西横川は13年ぶり2度目の遡行で、会に入る以前に中山さんに連れて行ってもらった沢だ。
今回の主たる目的は、宝剣岳冬季登頂の為の下見であり、戸田さんの膝の具合の確認・平川さんの体力の確認・大浦さんの仕事漬けのガス抜などが従たる目的である。
土曜日夜、八王子駅集合・大浦車にて駒ヶ根へ向かう。菅野台駐車場にて幕営し入山祝い・・・。戸田さんは、梅酒の効果でいきなり倒れて寝てしまう。みな寝不足気味の為1時半ころ就寝。
翌朝、天気はまずまず。朝食を済ませて、バスでしらび平へ。1パーティ西横川方面へ下って行ったが、それ以外はすべてロープウェイで登る人たちだ。
堰堤で始まる西横川は水量も多めの感じ。戸田CL先導で入渓する。東横川へ入りそうになったが、左の西横川へちゃんと進む。
三度笠注意報発令!西横川は始めショボく、沢を間違えたかと不安になるが、段々とそれなりに滝場やナメが出てくる。


戸田CLバシバシ水流に突っ込みシャワークライム。ロープなしで登れる滝が連続するが結構濡れる。夏らしい天気で、濡れても気持ちがよい。花崗岩にフリクションが良く効きうれしい。ガスが上がって来て視界が無くなるかと思えば、さーっと晴れ渡り駒ヶ根の町が見渡せる。

気分良く遡行していくと、いきなり長谷部新道(廃道)が横切り、唐突に終わりとなる。

廃道と化した長谷部新道を使って千畳敷へトラバースしてゆく。

千畳敷は観光客で溢れ、登山者も皆こぎれいな格好していて、場違いな沢屋の闖入といった感じ。ロープウェイ駅のコインロッカーにデポして、身軽になって浄土乗越へ登る。冬場に2度来ているが、宝剣岳の全容を見られたのは今回初めてだ。なかなか勇ましい感じの山だ。浄土乗越までは大勢の登山者がいるものの、宝剣岳山頂へ向かう人は余りいない。そして、宝剣岳から三ノ沢岳の分岐の間を歩く人はほとんど居ないのだ。鎖を頼りに頂上に立つ。結構切れた所が有り、冬場の登行はそこそこ緊張感が有るだろう。山頂は狭く記念写真を取って早々に下山する。

極楽平への下山路は更に悪い。ここを歩く登山者がほとんど居ないのも納得がいく。少し雪の残った極楽平から一気に千畳敷へ下り、乗り継ぎよく菅野台まで戻る。こぶしの湯で温泉入って、ソースかつで腹を満たして帰途に就く。
西横川は良い沢だが初級日帰りの沢であり、ここだけ遡行したのでは少々物足りない。今回は、宝剣登って充実した山行となった。

偵察レポート。
冬季は宝剣山荘から宝剣岳は稜上を歩き、切れ込んで進めなくなるので、西側をトラバースして凹状を登って山頂に至る。トラバースからは隔時登攀。
山頂三ノ沢岳分岐間が悪いので、極楽平側から登ったほうが良いと思う。稜上を歩けないところは西側を絡むのだろうが、こけたら滑落じゃなくて墜落だ。2回は懸垂下降するようかも知れない。ロープを出して確実な支点を作って登らないと危ない。下手なバリエーションルートよりも難しそう。今年の冬は、ジンクス(3人揃えば悪天候)を乗り越えて是非宝剣岳登頂したいものだ

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執筆 : 
skip 2010-5-15 0:00
メンバー及び役割:古屋(CL)、戸田(記録)

記録:
15日23:00道の駅「みとみ」集合、ビバーク。
16日5:00起床 6:00西沢渓谷駐車場出発 6:35鶏冠谷出合 7:25奥ノ飯盛沢出合 8:25二俣 9:20二ノ沢 9:35三ノ沢 
   9:50 10mトイ状 11:00四ノ沢 11:30鶏冠尾根 13:00第3岩峰 14:55鶏冠谷出合 15:45駐車場

15日夜はそれぞれの車で道の駅に集合。先に着いた古屋さんはテントを張って飲み始めていた。私も梅酒をちびちび飲みながら24:00頃まで歓談後就寝。
16日朝食を済ませ、テントを撤収し、西沢渓谷駐車場へ移動。身支度を整え6時出発。鶏冠谷出合でハーネス、ガチャ類を装着し遡行開始。今回は私にとっての沢始め。それにしては少々厳しいのではないかと不安はあるものの、久しぶりに履いた沢靴の感触は、雪山とはまた違った緊張感を蘇らせてくれた。水が冷たいので、なるべく濡れたくない。水量も多いので二俣あたりで谷に日差しが差し込むまでは出来るだけ水流を避けて進んだ。

                奥ノ飯盛沢出合


                逆くの字の滝

陽が高くなると好んで水の中に入ったり、またスラブの登り方を確認したり、沢の出合などでは位置を確認しながら、ほぼ順調に進む。2ヶ所でロープを出し、古屋さんリードで登る。

最後のツメはガレの登りから次第に藪に変わり、最後は石楠花の藪こぎで鶏冠尾根に出た。道は明瞭で、赤や黄色のテープが細かく付けられている。下山靴に履き替え、次々出てくるピークを越え、途中第3岩峰では2段、17?8m懸垂下降をし、フィックスロープが設置された岩稜を次々下降し、最後は崩壊したガラ場をトラバースして下部の樹林帯に入った。樹林帯にもテープは付けられているが、踏み跡が突然なくなり周囲を探してルートを修正したところもあり、油断は禁物である。途中10人ほどのツアーらしい団体に道を譲ってもらう。古屋さんによると鶏冠山は山梨百名山とのことで、鶏冠山を往復するツアーがあるようだ。


標高が下がると薄いピンクの石楠花が咲き出していた。無事出合にもどり下山靴を脱ぎ、ドロだらけの沢靴を履くのを躊躇って、裸足で徒渉した。水は冷たく、河原を裸足で歩くのは山伏の修行のように厳しいものだった。横着な私は両手に靴下と下山靴をぶら下げて歩いていたら、最後の徒渉でぬめった石に足をとられ、またもやずぶ濡れになってしまった。靴下も靴も水に浸かり、痛い思いをして裸足で歩いたことが水の泡になった。靴下を履かずに素足に靴を履き、ほんの30分程の駐車場までの歩きで靴擦れが出来てしまった。沢は快適に登れて、下山もけっこうスリルがあり、迷路のような樹林帯も面白かったのに、私個人としては細かい行動面でいろいろ反省することが多かった。帰りは何度か立ち寄った事のある白龍閣の温泉で温まり解散となった。
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