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山行記録 - 2008年8月9日(土)?8月10日(日) 谷川岳・万太郎本谷

2008年8月9日(土)?8月10日(日) 谷川岳・万太郎本谷

カテゴリ : 
沢登り » 沢登り(自主山行)
執筆 : 
msc_kiroku2 2008-8-9 20:10
メンバー及び役割:柴田(CL、食当)、木村(記録)、阿部(会員外、SL)、米田(会員外)

 8月9日、予定通り阿部さんの家を出発し土合の駅に到着。すぐに身支度を整え土合駅のホームまで長く暗い階段を降りる。結構ぎりぎりで電車に乗り込む。土樽駅へは一駅。駅を降り、熱い陽射しの中林道を歩く。1時間ほど歩くと新しい砂防ダムが出てきた。この先が万太郎谷の入口だ。沢靴に履き替えいよいよ遡行開始。林道歩きで暑くなっていたので積極的に水に入って泳ぐ。美しいナメや釜をもつ小滝を登っていくのは楽しい。関越トンネルの換気口を過ぎてしばらくするとオキドウキョのトロだ。左側をへつって最後右側に泳いで突破。さらに続くゴルジュは水流が激しく難しそう。トップの阿部さんが思い切って飛び込み水流をはねのけ泳ぎきった。すごい突破力である。続いて木村が飛び込むが水流に流されてしまう。お助けロープを出してもらい乗り越えることができた。

 小滝では滝を滑り台にしたり飛び込んだりして遊びながらの遡行なのでスローテンポである。こんな暑い日に滝を素通りするのはもったいないので、ほとんどの滝で水流中を登っていく。しばらく進むと3人パーティーに追いついた。この後、抜きつ抜かれつの遡行となる。さらに進むと突然巨大なスノーブリッジが現れた。これはどうしたものか、高巻きはかなり時間をくいそうだし良さそうなルートがない。一人づつそっと下を通過するのである。4人ともスノーブリッジは初体験で、ひんやりとした空気の中ドキドキしながら通過していった。



 しばらくすると、いよいよ一の滝の登場である。先程の3人パーティーがすでに右壁に取付いている。かなり細かくて難しそうだ。こちらは巻くことも考えたが左壁がなんとか登れそうなので取付いてみる。柴田リード、木村ビレイでいく。取付いてみると意外と残地ハーケンがあるようだ。あっという間に登っていき落ち口の上で支点をつくろうとするが、50mロープが少し足りない。後で聞いたら最初はかなり微妙な場所で支点工作をしていたようだ。続いて、米田さん、阿部さんの順で登っていく。タイブロックを使ってもらったが初めてとのこと。二人ともなめらかな動きでなんなく登っていく。支点通過はやったことがないそうなので2番目の人にヌンチャクを回収してもらう。米田さんが登った後、ロープに少し余裕があったので支点の位置をずらしてもらった。50mロープを無駄なく使うにはどうしたらいいか、もう少し慣れが必要と感じた。



 続いて二の滝が登場するが右側から簡単に登れる。そろそろ今晩の幕営地を探さないといけない。途中おじさん2人のパーティーが幕営しているそばを通り抜ける。さっきの3人パーティーと幕営地探し競争のようになる。少し高台に平な場所を発見。ここを幕営地とし土木工事にとりかかる。タープを張るが4人だと少し狭いのでツェルトとブルーシートも足して広いスペースを確保する。ツェルトは上部が三角形にとじているのでタープのように張ることが難しいのが分かった。河原沿いに焚火をセットし食事を用意する。焚火の火付けは柴田さんがうまい。今晩は柴田家特性カレーである。何種類もの野菜を乾燥させて持ってきていてスパイシーなルーに合わせると絶品だ。特にカボチャが美味。ウィンナーをつまみにビールを飲んだりして夜はふけてゆく。天気予報では雷雨と言っていたが大ハズレ、キレイな夕日と満点の星空が楽しめた。

 8月10日今日も天気は上々。朝飯は肉味噌ソーメンと阿部家で仕入れてきた怪しげなコーヒー麺。肉味噌を少し頂いて、その辺でとったフキを炒めてみたがフキがやや固かった。コーヒー麺はほんのり甘くて意外とおいしい。幕営した3組のうち私達が一番遅くに出発したのだろう。幕営地から少しで三の滝に到着。下段は水流沿いを登れるようだが冷たそうなので右側のトラバースルートからいく。ここも柴田リード、木村ビレイでいく。中間の2人は支点通過を即席で習い見事に実践していた。下段を登ると広い棚に出て、先行していたパーティーはそのまま小沢のほうを登っていた。そちらでもいいのだが上段も水流沿いにうまくルートをとれば登れそうだ。木村リード、柴田ビレイでいく。水流沿いは苔むしており最近はあまり登られてないのかもしれない。古そうだが残地ハーケンはいくつかあるのでそれを目指して登る。途中一箇所ヌルヌルした岩で一歩が難しいところがあったが、それを越えると乾いた岩をなんなく登ることができた。落ち口上部の木に支点をつくり後続に登ってきてもらう。対岸には長い長い三ノ滝沢一ノ沢がみえる。気持ちのいい瞬間。



 そこからは小滝を登り最後の詰めである。今回は一度もルートを間違えずにこれたようで、水流がとぎれると乾いた岩のフェイスを登るようになる。この頃には樹林帯がとぎれ周囲は美しい草原となっていた。さらに登っていくと笹原となり踏み跡をたどるとすぐに登山道にでた。谷川岳で記念写真をとり、天神平からロープウェイで下山した。


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