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山行記録 カレンダー
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カテゴリ : 
執筆 : 
 2009-7-4 23:30
日程:2009年7月4日(土)夜発?6日(月)
山域:前穂北尾根
山行形態:岩登り
メンバー及び役割:木村(記録)、H(会員外)

記録:
 7月5日 沢渡の駐車場から出ているバスに乗り上高地まで行く。天気は曇り時々晴れ。久々にフル装備のザックなので重たい。日曜日だからか意外と人が少ない。8時に歩きはじめ、ゆっくりペースで13時頃には涸沢に到着した。涸沢はまだ残雪で埋っており、最後の2?300mは試しに雪渓用に購入した10本爪アイゼンをつけて歩いてみた。底の柔らかい靴だと、装着感はいまひとつ。テントを張ってルートの下見に行く。5・6のコル直下までバッチリ雪がついている。今年は雪解けが遅いようだ。曇り空だがはっきりと北尾根のラインが見える。晴れていれば行けそうな感じ。小屋の人に聞いてみると、まだ残雪期以降は誰も入ってないとのこと。岳沢側は悪いところがあるので気をつけたほうがいいと言っていた。とにかく明日の天気次第、二人とも初めてなのでガスっているとルートが分かりづらいかもしれない。テン場には自分達のテントを含めて3張り、小屋に泊まる客も少ないようだ。まだバッチリ雪が残っているのでシュラフにもぐっても意外と冷える。明日の天気を祈って就寝。


5・6のコルまでは雪がバッチリついている

 7月6日 2時頃雨の音で目覚めた。うーむ、なかなか絶望的な朝である。小雨がパラつく程度だが、周りはガスっていて何も見えない。今回はすぐに諦めた。天気の良い時にサクッと登りたいルートだもんね。下山にパノラマ新道でも下ってみようかと思ったが、小屋の人にまだ通行止と言われモチベーションが一気に低下、昨日と同じ道をひたすら下る。一応冬のためにと明神東稜の取付きを偵察する。小屋の裏の小川を渡って樹林帯を登っていくようだ。今日の天気はまさに梅雨時の上高地といった感じで雨は降ったり止んだり、時折晴れ間もみせるが山の上は雲で覆われたまま。今回の教訓は、梅雨時に天気をつかまえるのはかなり難しい。今年2回目のチャレンジだがまたしても撤退する破目に・・・いつか快適に登りたいものだ。
 すっかり戦意喪失した二人組は上高地観光に転進。明神池は造園学を学んだ者にとって感嘆すべき庭園だった。いつかはやってみたいと思っていた夢の帝国ホテル(門脇さんの言うあれではないですよ)でお茶をして、白骨温泉の湯につかり今回の山旅をしめくくった。


明神池の幻想的な風景


帝国ホテルのチーズケーキは絶品!
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