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skip 2010-4-10 0:00
メンバー及び役割:羽生田(CL/装備)、片倉(食当)、戸田(SL/記録)

記録:
10日 6:30八王子集合?9:42菅の台発バス乗車?10:40しらび平発ロープウェイにて千畳敷?11:12千畳敷発?12:12乗越浄土?
    14:00過ぎ山本・古屋合流?14:30伊那前岳途中まで往復?15:30?16:30コンテの練習?20:00就寝
11日 4:00起床?8:00撤収開始?8:45下山?9:40ロープウェイ?10:40バス乗車 

昨年の4月訓練山行で目指すことのできなかった宝剣岳に再チャレンジ。
10日の天気予報は晴れ。見ごろを迎えた桜を楽しみながら、中央道を駒ヶ根に向かう。途中八ヶ岳を過ぎた辺りで古屋さんから連絡が入り、サギダル班は千畳敷に着いたとのこと。快晴の千畳敷でザギダル尾根を前にさぞかし心弾んでいることと思われた。それから遅れること3時間弱、我ら宝剣チームも暖かくさえ感じる千畳敷に降り立つ。晴れていたのも束の間、なにやら怪しげなガスがかかり始める。準備を整え乗越浄土を目指す。途中傾斜が増し、雪面が硬くなってきたところでアイゼンを着ける。シリセードで下る人、スキーで下降する人に注意しながら歩を進めるうちに傾斜が緩み、前方に指導標を確認、左に進む。すっかりガスに包まれトレースを辿るうちに管理センターの小屋が現れる。視界は10m程か。風が強く幕営地を決めかね、とりあえず空腹を満たす。そのころにはガスが晴れて青空が広がる。

伊那前岳に続く稜線が美しい。風も収まり、結局幕場は昨年と同じ場所にし、整地しているところにサギダル班が到着。サギダルの頭から宝剣山頂の稜線上でガスに巻かれ、雪の状態も悪いこともあり極楽平から下山、千畳敷から乗越浄土に登り返してきたそうな。お疲れ様でした。

テントを二つ並べて張り、時間もあるので伊那前岳に向けて出発。行動を始めると途端にガスが湧き出す。トレースや前方の岩を目印に進む。左側の稜線に近づき過ぎないように注意しながら和合山を越え、一旦下ってから上り返し、少し岩が出ている所を登った辺りまで行き、一服してから折り返す。帰りはさらにガスが濃くなり、トレースを見失うほどだった。目を凝らしても真っ白で、もしトレースもなにもなかったら方向を見失ってしまうかもしれないと思った。気軽に散歩程度のつもりで出かけた伊那前岳だったが、ころころ変わる天候のお陰で、貴重な経験ができた。無事テントに戻り、羽生田・戸田は山本さん指導の下、コンテの練習をする。風も強まり体も冷え切ったところで訓練終了。各班テントで夕食後就寝。
11日は4時起床。5時の時点で以下のような方針を決定。6時、明るくなってから状況を見て判断。7時、再度判断。9時を最終判断とする。が、天候は一向に回復する兆しもなく、強風に加え霰やら霙がテントを叩き、8時撤退を決める。風に飛ばされないようにテント撤収。視界のない中千畳敷に下る。そのような悪天のなかでも2人パーティーとすれ違った。ずぶ濡れになった荷物を整理し、ロープウェイ、バスを乗り継ぎ、菅の台駐車場へ。こまくさの湯で温まり、食事を済ませて各車帰途に着く。

近くて遠い宝剣岳。来年の再々チャレンジに闘志を燃やす面々でありました。 

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執筆 : 
skip 2010-4-3 0:00
山行形態:沢登り(アイゼントレーニング)
メンバー及び役割:山本(CL)、門脇、古屋、戸田

記録:
今回の山行は、山本、戸田が新しい冬靴を買ったのでその慣らしを目的に計画、の筈がいつの間にか、超豪華メンバー+αでのアイゼントレーニングになっていた。ついでに戸田のロープワーク短期集中も行われた。
門脇、山本、戸田の3人は、渋沢7:50発のバスに乗り込み大倉から戸沢に向かう。途中、古屋車にピックアップしてもらい、予定よりも早く行動を開始することができた。水量は意外に多めで、このところ渡渉で水に浸かってしまうのがお決まりの戸田は、きっちり雨具を着込む。10:00本谷F1に着く。今日はリードを全て戸田に任せる、という話になったらしい。できるかどうかは分からないが、こういうチャンスは滅多にないので、あまり深く考えずに与えられた役割を果たそうと思った。
本谷F1?F3、F5(ここは頑丈な鎖が設置されているのでリードもどき)と沖源F1のリードをやらせてもらった。最後は沖源F2を古屋リード、戸田セカンドで登り終了。懸垂下降2本で本谷に戻り、道の荒れた書策新道で下山。書策新道の入り口には通行止めの黄色テープが張られていた。16:00前には駐車場着。



本来の目的だった靴慣らしとしては、山本さんの靴はまるであつらえたように馴染んで、アイゼンとの相性も良かった様子。私のやっと手にした冬靴はというと…、まず朝バスに乗り込む際ベンチに置き忘れ、門脇さんが回収してくださり、下山時にお決まりのドボンで靴の中まで水が浸入し、靴下を濡らしてしまった。前途多難な感じではあるが、もっと履き慣らして馴染ませていこうと思う。
短期集中リード講習の感想としては、落ちないで良かった、の一言。一番手こずったのは沖源F1で、残置支点を探せずに下から指示してもらい、何とか1本目のカラビナにロープを掛けるまではヒヤヒヤした。支点は私が見つけられなかっただけで、他にも沢山あったと聞きびっくり。山にも遠近両用眼鏡が必要かも。なわけではなく、私に注意力がないだけでした。中間辺りでも動きが止まり、内心もう降りたい、ここで落ちたらどうなるか、との思いも沸くが、自分で登るより他に選択肢がないことに気づき、スタンスとホールドを何とか見つけて、恐る恐るアイゼンの前爪2本を突き立てて体重を移動し立ち込んだ。怖かった。無事に登り切ったときはほっとした。リードをする人はいつもこのような緊張感で登っていたのだと実感できた。大変貴重な訓練をしていただきありがとうございました。門脇さんからは、ガチャ類をもっとすっきりまとめて身につけるよう助言をいただいた。自分なりに工夫してみようと思う。

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