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山行記録 カレンダー
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msc_kiroku2 2005-5-31 10:26

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msc_kiroku2 2005-5-27 21:17
メンバー 古屋(CL・記録) 野口  残雪の残る甲斐駒ケ岳に行ってきました。以前からその雄大な山容に登ってみたいと思い、昇るなら標高差2200メートルの黒戸尾根と考えていました。さすがに登りがいのあるコースでしたが、まだシーズン前ということで静かでゆったりとした山旅ができました。 5/27 21:30野口さんと小田急線新松田駅待ち合わせ。休憩、買い物を済ませ00:30 尾白川渓谷駐車場到着。 車中仮眠 5/28 5:00起床 天候は薄曇り 食事、着替えを済ませ6:00出発 今日は7丈小屋泊予定、あせらずのんびり歩き始めた。5分ほど歩くと竹字駒ケ岳神社、安全登山を祈願しつつ(心の中で)尾白川にかかる橋を渡ると登山道。ここから横手口白州口分岐までは鬱蒼とした樹林帯の登山道をジグザグに行く。このあたりの登山道は落ち葉が堆積していてそれがクッションになり歩きやすい。標高をかせぐにつれ右手側に谷を挟み花崗岩が目立つ日向山の頂上が見え隠れする。8:20一体が笹原の分岐着 すでに2時間半歩いているがまだまだ先は長い。ここからが本番、八丁登りといわれる急登が始まる。  天気は時折日は差すが大体曇りで風も冷たく感じるようになってきた。途中何度か休憩するが汗で濡れた体がすぐに冷え寒くなる。  樹林が広葉樹から針葉樹へと変わり、高山らしくなって前方に岩場が見えてきた。刃渡りである。ここは両脇がスパッとキレ落ちているが鎖がついているのでそれほど危険だとは感じなかったが油断大敵、慎重に通過する。付近に咲いていたミツバツツジがとてもきれいだった。
 刃渡りを過ぎると再び樹林に入り、梯子とクサリ場が現れ、右手側は谷底まで落ちているのでここも慎重に。10:20刀利天狗前で休憩10:30 五合目を目指し歩き始める と初めての下山者とすれ違う。話を聞くと七合目から上は残雪が多く早朝はアイゼンが必要かもしれないとのこと。黒戸山を巻くこの付近の道は比較的傾斜もなくほどなく廃屋化した五合目小屋着。ゆっくり昼食をとり12:00出発、五合目鞍部へ一旦下る。天候は相変わらず曇、本来ならこの辺りで姿を現す甲斐駒の山容は伺えない。  ここから七合目までは鎖や梯子の連続で中でも屏風岩の見上げるほどの梯子は緊張した。梯子はかなりの数が新しいものに架け替えられているが、一歩まちがえれば谷底まで落ちてしまうような箇所がいくつかある。一時間ほど歩くと突然目の前に七丈小屋が現れた。  丁度13:00 山頂を目指すことも十分可能であったが、予定どおり今日はここまで。外でペンキ塗りをしている小屋の主人に本日の泊まりをつげ小屋に入る。コーヒーをごちそうになりゆったりとした時間を過ごす。荷物を整理しビールを注文しようとすると主人が「後でちょっと手伝ってくれたらビール呑み放題にするから待ってて」と。しばらくして登ってきた3人とFRP製のトイレ用タンクを数メートル移動しただけで仕事はおしまい。  なんとラッキーなことか!缶ビール5本をごちそうになる(エビス黒ビール一本600円也) 気持ちよく昼寝して、夕食、寝付けに持参したワインを空け7:30就寝 ZZZZZZ 5/29 4:00起床予定だったが3:30に目覚める、外はまだ暗いが外に出て天気を伺う。山腹にヘッ電がチラホラ、テント泊の人がもう登り始めているようだ。なんとなくあせり、野口さんを起こし朝食準備、いらないものをデポし4:45出発した。天候は相変わらず曇だが、時折霧が晴れる。テント場を横目に進むと直ぐに斜面一杯の雪で、早朝のためかなり凍っている。ふみ跡をたどり、時折キックステップを交えながら進む。アイゼンの使用も考え始めた頃、森林限界を越えハイマツが現れ雪も少なくなり、ほどなく鳥居のある八合目御来迎場に到着。(5:35)石でできた鳥居は倒れていた。この辺りは霧が晴れており、ここで初めて甲斐駒が姿を現わし、左手には鳳凰三山、地蔵岳のオベリスクがはっきり見え、早川尾根越しに北岳の姿も確認できた。右手側はいまだ霧に覆われているが、本来なら鋸岳が見えるのだろうか。  ここから山頂までにいやらしいトラバース箇所が2つあり滑ったら完全にヤバい場所であった。鎖の連続する急登を足早に進むと左手に深い谷を挟んで甲斐駒の形を特徴付けている摩利支天が近づいてくる。先程より霧が濃くなってきており、山頂の視界が心配だったが、6:50山頂到着、北岳方面はガスってしまったが仙丈岳のカールははっきり見えた。カールにはまだ雪がたっぷり残っていた。交互に記念撮影し小休止。7:30他に誰もいない山頂を後にし、小屋に向う。雪は朝方よりだいぶ溶け始めており歩きやすくなっていたが途中何度かコケた。テント場に5張りあったテントは1張り。途中すれちがったパーティーは一組。他は下山してしまったんだろうか?8:40小屋着。一息入れ、荷物を回収し9:30下山開始。長い下山が心配されたがなかなかのハイペースで13時を少し回った頃駐車場に着いた。帰りは韮崎インター手前の店でラーメンを食べるが(もちろん運転のためアルコール抜きです)唐辛子を入れすぎ別の食べ物になり大汗をかきながら食べるが、これが今回一番辛かった。久しぶりの普通の山行で身も心もリフレッシュ!岩場あり、雪あり、ハシゴあり、そして歩くという基本的な部分を再確認できた充実した内容の山行であった(と思う)。
追記 デジカメが不調で数枚しか写真とれず。

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msc_kiroku2 2005-5-27 13:46
メンバー 山本(CL)  平川(SL) 小笠原早苗(記録) 門脇 清野 菅原 小田急線渋沢駅am8:00に参加メンバ?が揃い2台の車に分乗し出発しまた。天気は1日晴れと予報が出ています。出会いの駐車場は10台ほどのスペ?スとなっていたが、8時40分到着のときは既にいっぱいで、少し手前の山道脇に駐車しました。 身なりを整え、訓練山行ということでそれぞれが持参したロープ持って入山開始です。10分ほどでF1に着きました。F1は勘七ノ沢では難関とされているが、清野さんがリードし通過ました。左右の緑にに囲まれながらF2・F3・F4を越え、F5に前のパ?ティが取付いているのが見えました。 滝下で前パ?ティの2人がいたが、「巻くので行ってください」と言われたので、二本のロープを出して上ました。晴れ予報でしたが雲行きがあやしくなてきました。雨も落ちてきた気がしましたが、それ以上は崩れませんでした。ゴルジュ帯は右側にポイントもクラツクもない一枚板の様な岩があり、藤原さんが「左からだね」と言われました。その時、門脇さんが右の一枚岩に手かけました。そして、見事にクリアされました。「すごい」皆さんから思わず声が出ました。 三俣手前で前にいたパ-ティを追い越し、新道の上り口付近で休憩して立花の下までつめました。下りは、小草平ノ沢を懸垂下降をしながら下りました。 伊勢原での反省会では、 ◎漫然と訓練山行に参加するのではなく、目的意識をそれぞれのレベルに合わせて持つのが大事 ◎タイムを短くするはどんな工夫が必要かなど、意見交換をして散会しました。

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msc_kiroku2 2005-5-20 14:33
今年初めての泊まりの沢。長さも新鮮、高度が上がらないのも新鮮、黒石が滑ることも新鮮な新人2名(西舘×2)を加え、清野、平川、扇原と5名での山行でした。

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msc_kiroku2 2005-5-5 23:50
今年の連休山行も無事終了しました。
メンバー 門脇 山本 野口 西舘×2 作田 樋田 小笠原

5月2日(月)〜3日(憲法記念日)
 初めてのGW合宿は白馬岳。実は会に入る以前に一度来たことのある場所です。時期は9月、大雪渓はグズグズでほとんどが高巻きだったり、頂上の幕場で深夜ものすごい風に吹かれ、早朝テントをなんとか撤収して逃げて帰ってきた場所でもあります。
 リベンジのスタートは2日夜の夜行「ムーンライト信州81号」。乗車後すぐにあちこりで酒盛りが始まり、車内は連休開始の高揚感に満ちています。窮屈な姿勢でなんとか眠り、翌朝5時半白馬着。除雪は終わったものの路肩崩壊で猿倉は臨時駐車場までしか行きません。結局猿倉荘まで20分ほど歩き、ここで身支度と整えます。
 今回いちばんリキが入っているのは作田さん。80リットルのザックの他、缶ビールを24本、焼酎4リットルをボッカ。フレームザックにすべてをくくりつけて、総重量は30キロ以上。実は途中で重さに降られて滑落しそうになり、後半は門脇さんと山本さんが手伝ったのですが、持ってこようという心意気だけでもかないません。白馬尻を越え、西側の高台を幕営地に決定して荷物を降ろしたのが9時頃。テントを設営して11時過ぎに訓練開始。
 初日は冬山講習で習った技術の復習でした。アイゼン歩行、ピッケルの使い方にはじまり、耐風姿勢など基本的な技術のおさらい。その後雪面にロープを張って支点通過の練習をしました。
 カラビナをロープにかけて、斜面に設けられたルートをまわるのですが、問題はカラビナのかけかえです。足下が不安定な上に、オーバーグローブをつけてのカラビナワークはとまどうことしきり。あっという間に初日が終了しました。
 テントにもどるとお待ちかねの夕食です。なんたってビールがあります。みんなの表情が違います。テントふた張りの真ん中に雪を掘ってテーブルと椅子を作り、大盛り上がりの宴会となりました。
 
5月4日(国民の休日)
 2日目は4時起きで白馬岳登頂。最初はまとまって行動していたものの、体力脚力の違いで結局は個人行動となりました。トップは山本さんと野口さん。しばらく間を置いて西舘×2,作田さん、樋田さんが前へ後ろへと順番を代えながら、なんとなくひとかたまりになって行動しています。門脇さんは小笠原さんとマン・ツー・マン体制。以前来た時と違い大雪渓は歩きやすいのですが、単調な登りが徐々にこたえてくるためか、中段はペースが上がりません。お目付役がいないこともあり、適度に休憩を取って大自然を眺めて楽しんだり、村営小屋付近ではライチョウに遭遇したりと、まあだらしがないといわれてもしょうがない登り方。それでも頂上小屋にはお昼過ぎに到着。聞くと先行組は頂上へ向かったらしいのですが、かなりの強風に恐れをなしたか「まあ、ここまで来れば登ったも同然」とコーヒーを飲みながら門脇さんたちを待ちます。しばらくして門脇・小笠原組が到着しますが、門脇さんはそのまま頂上へ。すっかり休憩モードの私たちは後ろめたさを感じながらも立ち上がれず。ちょっと意気消沈しているところへさきほどの2人が戻ってきます。どうも風が強くてとても無理、とのこと。全員が揃ったところで快晴強風の白馬岳下降を開始します。
 つらかった登りに比べ下りの楽なこと! 門脇さんと山本さんはグリセードであっという間に降りてゆきますし、西舘(彰)は尻セードでキャッキャとはしゃいでいます。駆け下りるように下山してテントへたどり着くと、こちらも風が強かったらしくテントが飛ばされていました。テントや小物を回収し、夕食開始。しかし風が強くタープは飛ぶし、いっこうに落ち着きません。食事もそこそこに、各テントに入ってご歓談。外では酔って大声で歌うヒトやら、飲み過ぎて吐くヒトやらいろいろだったようですが、まあご自由に。
 
5月5日(子供の日)
 5時半起床、のんびりと食事をして最終日はまた雪訓です。この日はテント付近の高台への斜面を使い、タイトロープでの滑落確保、スタンディングアックスビレイ、バイルを使っての登攀方法などを体験。バイルで補助することで、かなりの斜面を登ることができることを全員で確認し、その斜面上から滑落確保の練習。バイルの支点はけっこう頑丈なのですが、ヒトが飛んでゆく慣性重量は想像以上。本気で止めないとこちらまで飛ばされます。門脇さんからは「痩せ尾根で相棒が滑落したとき、反対側に飛び込めるだけの気持ちがなければ、雪山なんか行けない」と言われ、考えさせられることも少なくありませんでした。
 訓練が終わり撤収して下山開始。快適に猿倉まで降り、途中携帯で呼んでおいたタクシーをピックアップしてお風呂へ。汗を流した一行は八王子下車、両角さんと合流して酒訓へと突入。こうして貴重なゴールデンウィークが過ぎてゆくのでありました。


約30キロを背負う作田さん。


見晴らしのよい幕営地。先日の足拍子岳を思い出します。


初日は屋外で宴会。4日は強風のため、白馬岳から帰ってくるとテントがとばされていました。


訓練もバッチリです。初日は支点通過を中心に。5日はタイトロープでの滑落確保、スタンディングアックスビレイ、バイルを使っての登攀方法など。
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