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山行記録 カレンダー
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msc_kiroku2 2006-12-31 22:18
12/31・1/1 雲取山 CL:木村 記録:高森

今回の山行は雪山の訓練ためにアイゼンで歩きたい木村さんと正月初日の出を見に行きたいという私が電話で盛り上がったため、急遽決まった山行でした。

最初は上級者の方と一緒に来てもらって雪山行こうということでした
お正月に皆さんを誘うのも悪いということで木村さんが私でも登れそうな山へと考えてくれ雲取山に決定。

12/31
 8:30 奥多摩駅集合 バスにて鴨沢 
 9:30 出発
今回は初めて木村さんと2人ということもあり妙にうきうきした気分になりました。
冬山のために歩くということもあり最初から冬用の靴で登ることに。
この日はずいぶん天気がよく歩き出してからすぐに暑くなってくるし慣れていない冬用の靴が重く歩きづらかったためか予想していた以上に早い段階で疲れてしまった。
そんなこんな歩いていると12時頃、靴擦れしているような気がしたので木村さんに言うとバンドエードを貼ったほうがいいとのことだったので、止まって処置をする事に。
その時に普通に靴ヒモを緩めて脱げばいいものを強引に無理な体勢で靴を引っ張ったために足がつってしまった。
そして一回脱ぐと冬の靴に嫌になり普通の靴に履き変えて登ることにするが今度はリュックが重くなってしまった。

12:30 まだ足が痛いと言っている私のために再度昼食を兼ねて休憩。
この頃には本当に疲れてきてぐったりの私とは反対に木村さんは全然疲れ知らずの様子。

14:00 奥多摩小屋着
もうここで泊まってもいいんじゃないか?と思うくらい疲れて到着。
まだ冬靴を履いている木村さんはやっぱり疲れていなそうなのが本当にすごいと思いました。
そして水を汲みに。
それまで全く雪も何もなかったのに水を汲みに行く途中が凍っていて木村さん曰く今日の核心部はこことのこと。
案の定私は滑って転びました。
その後小屋の前で少し休憩。
木村さんはトイレに言ってくると言って出かけた。
その間に通り過ぎて行く人達が口々に非難小屋に泊まるなら早く行かないと場所がないよと教えてくれたので早く行かなければと思ったがトイレに行った木村さんはなかなか帰って来ず。
10分が経ち20分が経ちそれでも帰ってこないのでおかしいなと思いながらもダラダラしていたところ30分後くらいに木村さんが参ったよと笑いながら帰ってきた。


聞くとトイレの扉が何故か外から鍵がかかり、誰も来ないのでどうしようと窓を外して脱出したとのこと。本当に大笑いさせてもらいました。

到着前には木村さんに先に行ってくださいと伝えるほど背中も肩も痛く、本当にヘトヘトでした。
そして先に行ってくださいと言われた木村さんは、すいすい行ってしまった。木村さんは皆が言うように体力があってすごいので私ももう少し体力作りを頑張ってみようとも思いました。

15:30 山頂非難小屋着
若干のスペースはまだあり丁度二人が入れるところに場所を取り、山頂へ。写真を撮ったり景色を見たりしていたら、あれだけ疲れてもうイヤだと思ったのがウソに思えるくらい楽しい気分になりました。

18:00すぎ ご飯も食べ終わり前日二人ともあまり寝ていないということだったので少し昼寝しようってことになり横になったところ気付いたときには朝でした。



1/1
6:20 皆がざわざわしたため起床。初日の出を見たり(人生初めて初日の出を見ました!)昨日残ったご飯を食べたり、木村さんがお雑煮を作ってくれたりと朝から二人で沢山食べたりしてゆっくりした。
そして木村さんがリュックの背中が合っていないから昨日背中が痛くなったんだよとリュックの背中部分を直してくれた。
そうこうするうちにあれだけいた人達がほとんどいなくなり小屋内は私達ともう1組だけになったので少しダラダラして9:30 出発。

木村さんはアイゼントレーニングのためアイゼンを装着。
出発してすぐに少し雪があるところがあったので木村さんは嬉しそうだった。
私は普通の靴じゃ危ないから気を付けて注意されたが転んでしまった。
今朝、リュックの背中を合わせたおかげかあれだけ痛かった背中もあまり痛くもなく楽しく歩けた。
途中沢山の小さい丸い氷に凍っている滝がありすごい変だったけど本当に綺麗だった。

11:15 三条温泉着
お風呂に入れるのは12:00からということだったので待っていると猪の肉を食べさせてくれたり、餅付きもやらせてくれた。
本当に美味しい餅だったのとタダだったので15個ぐらい食べてしまった・・。



13:10 林道着
15:00 お祭りバス停着
バス停についたらバスが来るまで時間が1時間くらいあったので木村さんとヒッチハイクしてみようよっ!という話に。
数台しか通らない車に手をあげてみるが通り過ぎてしまう。でも中には手を振ってくれるオジサンもいた。
しばらくすると通り過ぎて行ってしまった車が戻ってきてくれ奥多摩駅まで連れていってくれました。反省会は電車の中で。

今回は2人ということもあり、いつもとは全然違った雰囲気の楽しい山行になりました。木村さんありがとうございました。

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msc_kiroku2 2006-12-25 13:48
メンバー:西舘彰芳・西舘章子  忘年会で樋田さんから聞いた、台湾の太魯閣というところに行ってきました。  台湾中東部にある太魯閣国家公園は「台湾のグランドキャニオン」と呼ばれ、峡谷は大理石でできているため数100メートルも直角に切り立った、観たこともない風景の場所です。公園入口が海抜0メートルなのに、40キロ先の最深部にある南湖大山の標高は3742メートルと、かなり急な登りが続きます。  この国家公園内は外国人にも登山が解放されているのですが、厳しくない登山でも乙種入山証を取得しなくてはならないそうです。3000m以上の高山は登山指導員が同行する仕組みです。  まあ、そんなことも知らずに入ったので太魯閣ではホテルのある天詳に近い「白楊歩道」というハイキングコースを歩いてきました。これは渓流にそって断崖を削って作った山道とトンネルを抜けてゆくもので、傾斜もなくハイクというより散歩レベルです。1時間も歩くと「水簾洞」という洞窟があり、この中はゴウゴウと水が流れています。あらかじめレインとヘッ電と沢靴を用意していたので、天井から大雨が降るトンネルを抜け、終点まで入ってきました。終点は数百メートルもまっすぐ切り立った崖で、削りっぱなしの絶壁なのでかなりビビります。戻ったあと、事故があって閉鎖になったという川沿いの文山温泉というところまで行って帰り、今回はここまで。  後日台北駅近く登山用品店「登山友」で北部の地図集を大量購入。遡行図を探したのですが、沢登りのガイドは出版はされていないそうです。次は軽い沢を選んで臨みたいと思っています。
白楊歩道入口。トンネルは400メートルほど続きます。
落石が多いのでくり抜いて屋根を作っている。なるほどこれはアイディア。
遠く見えるは南湖大山でしょうか。3000メートル級の山が188座あるとか。
遠近感がおかしくなるほどの大石がゴロゴロ。崖下まで50メートル以上あります。これがみんな大理石。
苦労して道をつくったに違いない。
この沢も登られているらしい。ちなみに沢登りは台湾では「溯渓」といいます。
最後の洞窟へ。準備は万端。

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msc_kiroku2 2006-12-23 8:07
メンバー:両角、寺本、小林、高森、片倉、砺波(記録) ○冬至の翌日かつクリスマスイブイブの12月23日午前9時、天気:快晴、風なし。メンバーは、京浜急行追浜駅に集合し、鷹取山のゲレンデまで移動する。ちょっとしたアルバイトであったが、横浜中心部まで見渡せる景色に疲れを忘れる。 ○午前9時40分、鷹取山到着し、本訓練のための身支度を開始する。 ○午前9時55分、両角講師より、本日は、研修会方式で行い、今年習ったことを復習し、寺本講師が来たら登攀と懸垂下降を行う旨の訓示があった。 ○最初に、登攀で使用する用語・名称の復習を行った。世代ごとに使う用語は分かれており、岳連としても統一しようと試みているが果たせていない。登攀の最中に、パートナーが発した用語・名称を知らないでは済まされないので、各用語になじんでほしいとのこと。新田次郎と井上靖の小説で用語を覚えてしまった砺波記録係は、年の割りにいまどきの用語が把握できないことがあるので、気をつけることとする。 ○次にクライミングロープの太さや特性をロープに触りながら、次のことを復習する。 ・最近のロープは強度を維持しつつ、細くなってきている反面、キンクしやすくなっているので注意が必要である。 ・クライミングロープは、山行中苦労しないように、山行前にキンクをとってから持ってこないくること。 ・クライミングロープの束ね方、巻き方はひととおりこなせるようになること。 ○クライミングロープとの関連から、携行すべきスリングとカラビナの種類と特性について講義を受ける。
○午後0時10分、天気晴れ(若干の高積雲)気圧999hpa、昼食をとり、午後0時30分再開、雲量5、確保器について、支点設定(ボディビレイ、支点ビレイ)、支点に適した物(生木、ボルト、アンカー等)について復習。 ○午後2時頃、両角講師と寺本講師が設営したクライミングロープで、懸垂下降の復習をした後に、最近流行のバックアップおよびインラインエイトノットの仕方を紹介。 ○午後3時頃、登攀組(寺本講師)と小技組(両角講師)に分かれ、それぞれ講義を行う。記録係砺波は、足の甲に熱傷を負っており、クライミングシューズをはくことができず、片倉さんと小技組で、ロープワークの復習を行う。その過程でバタフライノットを教わりつつ、3分の1滑車の原理でロープをきちんと張る方法を教わる。登攀組みの小林、高森は、寺本講師のもと、リードを務めるつもりで練習を行う。 ○午後4時30分、日没のため本日の状況終了。天気、快晴、雲量0、気圧996hpa。 ○追浜駅の中華料理店で、反省会を行い、午後7時解散となった。(了)

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msc_kiroku2 2006-12-16 23:50
メンバー 清野CL、山本SL、須藤(装備)、樋田、木村、高森、小林(記録)

15日(金)22:00 JR武蔵野線 新座駅集合?(須藤車)関越道?ロープウェイ土合駅?ロープウェイ(7:30)?天神平(8:00)?谷川岳山頂 ?(1:00)天神尾根で雪上訓練(3:00撤収)

今シーズンは、MSCから2名も県連の冬山訓練に出てしまうので新人訓練ができないとの清野CLの計らいで、一日ではありましたが、雪訓を開催いただきました。土合駅で早速反省!小林含め3名もワカンを自宅で試して来なかった事です!


翌朝は6:30起床、7:50天神平駅。すると、なんと春のような好天で訓練の前に一汗との決断で天神尾根を登る事に。


一気に谷川頂上を目指します。神奈川の他会の人にもたくさん会いました。その間に、つぼ足・ワカン・アイゼンで歩けたのだから何よりの歩行練習です。暫く体調悪かった樋田も、ユックリながらも確実な足取りで復活です。


少しガスり始めた山頂にて。
前列左から、清野、樋田、後列左から、小林、山本、高森、木村、須藤。


その後はスキー場までおりて、13時~15時まで技術訓練。雪を盛りあげてのビレイ(木村)。この後、グリップビレイ、スノーバーでの確保、デッドマンでの確保、腰がらみ、StandingAxeビレイのメニュー。

しめは、やはり!軽く、天ざる舞茸で反省会。19:30新座駅にて解散しました。

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msc_kiroku2 2006-12-11 23:50
メンバー:古屋 他

10日、11日と急遽、赤岳に行ってきました。
今年最初で最後の雪山でした。
一年ぶりですがやっぱり雪はいいですね。
天気も最高でした。


主稜取り付きへのトラバース


3Pの雪稜


赤岳山頂


下降は地蔵尾根


真ん中のリッジが主稜


大同心、小同心

11日 
美濃戸 10:30 〜北沢 〜 赤岳鉱泉 12:00 (泊り)
12日 
赤岳鉱泉5:00 〜 行者小屋 5:50 〜 文三郎道トラバース地点 6:50〜 主稜取付 7:00 〜 赤岳山頂 10:30 〜 地蔵尾根11:00 〜赤岳鉱泉  12:30〜 北沢〜 美濃戸14:30

【報告/雑記】
 一年振りの沢、例会に出席し 「山へ行きたい」 という封印していた思いもあっけなく引き戻された。とにかく今年一度でいいから山に行かねば!
 幸い平日に休みが取れたのでのんびり丹沢でも歩こうかなと考えていたところ友人からの誘いで急遽、赤岳主稜に行くことになった。少し不安もあったが、思えば昨年のこの時期この主稜を最後に山に行っていない。それに昨年は時間もかかりすぎたので(昨年は取り付き〜山頂まで5時間半)次回はなんとか4時間位でとその時に話していたので、この機会を逃してはならないと思った。
 今回も初日は赤岳鉱泉まで。美濃戸から北沢まではまったく雪はなかったが北沢沿いからはいままでの風景と一変し雪景色。空は鉛色に変わり雪もちらついてきた。この付近で雪は10cm位。のんびり歩いてきたが昼には到着してしまった。アイスキャンディはだいぶ凍っていて来週くらいから登れるようだ。
 日曜日のため赤岳鉱泉はだいぶ賑わっていて、アイスツールを持った人が多く、聞くと裏同心ルンゼや硫黄岳帰りのパーティーが多かった。鉱泉周辺の積雪は15〜20cm位。時間はたっぷりあったのでアイゼンをつけ中山乗越しの展望台まで歩く。
 夜は暖かい部屋と食事、持参したビールで幸せな時間を過ごし、部屋は大部屋に二人きりで貸切状態だった。

12日
 4:00起床。5:00出発。昨年の教訓を生かし少しでも早めに発つ。
 星空がきれいで天気も期待できそうだ。
 行者小屋付近で積雪は30cm位だろうか、ここから文三郎の登りは久しぶりの体には想像以上に応えた。とくにふくらはぎはパンパンで肉離れにでもなってしまうかのようだった。
 昨年は文三郎を登りすぎトラバースに苦労したが、今年は、ほぼ水平にトラバースし主稜取り付きに到着。がここにきて雪の多さにびっくり。CSの真下まで雪に覆われ、右側のビレイポイントも埋まりかけている。
 1ピッチ目は、チョックストーンを乗り越して行く、雪でホールドが埋まってしまっているので掘り出しながらの作業である。ランニングを取ろうにも雪でどこにあるかわからない。2ピッチ目の岩は中央から左側に寄り乗り越して右上してビレイ。3ピッチ目はやさしい雪稜。ここは時間短縮でザイルは出さず、その勢いで4ピッチ目の見た目は簡単そうな、岩場もノーザイルで取り付くが、取り付いてからが冷や汗ものだった。振り払う雪の下はほとんど凍っていてホールドになりそうな岩がほとんどない。アイゼンのツメとピッケルでなんとか登る。当たり前だかザイルがあるのとないのでは緊張感がまるで違う。
 5ピッチ目、長い雪稜、昨年は岩や灌木でランニングをとれたが、ここもやはりまったく取れないほど雪に覆われていた。
 6ピッチ目、核心部。本日初リード、当然ここもホールドはあてにならず2,3手で行き詰まる。ピッケルを雪に打ち込み、アイゼンのツメを掛けようとしたときだった…………一瞬何が起こったのわからずただ目の前に青い空が見える。 

 「落ちた」約3mの滑落。幸いザックがクッションになった。友人に手を貸してもらい立ち上がる。右手の親指に痛みがあったが皮がむけただけだった。ビレイの友人にも感謝しなければならない。しっかりと止めてくれた。
 気を取り直し再びチャレンジ、慎重にピッケルの効きを確認する。岩場をクリアし右上トラバース後チムニー状の岩場を体を押し込むように登りビレイポイント。始終緊張したピッチだった。7〜8P易しい雪稜だが当然ザイルを出しスタカットで登る。赤岳山頂へはあと数十メートル。ついに赤岳山頂へ!
 天気も素晴らしく、富士山から北アルプスまで見渡せる絶景。山頂で30分くらい過ごした。下山は地蔵尾根。足早に行者小屋を目指した。稜線は積雪は50cm以上、天気が良いので気温も高いのだろう、行者小屋まで来ると汗をビッショリかいていた。
 赤岳鉱泉で小休止後、北沢経由で美濃戸に向かった。途中カモシカが見送ってくれた。

反省点
 久しぶりの山、それも雪山ということを考えればやはりもっと慎重にならなければならなかったと思います。去年も来たからという思いと、時間を短縮しようという気持ちからザイルをださなかった事や、ピッケルに力をかける方向を間違えて落ちてしまった事は大きな反省点だった。それからビレイの大切さも痛感しました。それほど登山経験の多くない私にとって一年間のブランクは以外と大きかったようです。もう一度基本にかえらなければいけないなと思いました。(でもやっぱり山はいいですね。)
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